ホテル特化型メディア

眠っていたデータから新たな付加価値を

トップ > 新規ホテル情報 > がん患者向けホテル「LUXCARE HOTEL」2月4日開業

がん患者向けホテル「LUXCARE HOTEL」2月4日開業

投稿日 : 2020.01.29

大阪府

新規ホテル情報

不動産管理・仲介・開発など不動産に関する事業を幅広く提供する株式会社宅都ホールディングスは、医師や作業療法士監修の元、がん患者や家族に安心を提供できるホテル「LUXCARE HOTEL(ラクスケアホテル)」を、世界がんデーである2020年2月4日(火)に大阪市中央区に48室で開業する。

がん患者の負担を軽減、大阪国際がんセンター連携宿泊施設

厚生労働省「H17年患者調査」によると、がん患者数は年々増加しており、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡すると言われている。日本人にとって身近な病気であるがんだが、長期の検査や治療が必要になるケースが多い故、患者本人のケアはもちろんのこと、付き添いの家族を含め、安心して治療に向き合えるサポート作りが求められている。

このような状況を受け、患者及び付き添い家族のQOL(生活の質)向上を目的に、治療に向き合う人々に安心を提供できるホテルとして同施設を開業する運びとなったという。

名称である「LUXCARE HOTEL(ラクスケアホテル)」は、「LUXURY(ラグジュアリー)」や「RELAX(リラックス)」の一部及びラテン語で「光」を意味する「LUX=ラクス」と「ケアする、お世話をする」や「看護」を意味する「CARE」をかけ合わせ、治療の過程で患者やその家族に“希望の光”が注ぐようなホテル空間をイメージして名付けたという。

同ホテルは、不動産テックによるライフサポート事業も行う宅都ホールディングスの知見を活かし、医師や作業療法士による監修のもと、初めて、国内トップクラスの先進的がん治療に取り組む大阪国際がんセンターの連携宿泊施設としての指定を受けた。

全14階で構成され、1階にはカフェレストラン、3階~14階は病状により選択できる、タイプの異なる部屋を用意。がん患者とその家族に安心して快適な宿泊生活を送ってもらうために、看護師資格を持ったスタッフによる「心のケアサポート」を行う相談窓口を設ける他、近隣クリニックや患者のかかりつけの医療機関と連携し、術前術後の支援を充実させるサービス等、がんに対する不安を少しでも和らげるような充実したサービスを用意する。

また、インバウンド対応として、大阪観光協会並びにメディカルツーリズムジャパンより紹介を受けた患者はじめ大阪国際がんセンターおよびがん専門特定医療機関を受診する海外からの患者やその家族へも安心して宿泊してもらえるよう多言語対応のスタッフを配備する。

出典:LUXCARE HOTEL

LUXCARE HOTEL 概要
所在地:大阪府大阪市中央区谷町2丁目2-15
敷地面積:237.91㎡
規模:鉄骨造 地上14階建
部屋数:48室
収容人数:116名

出典:LUXCARE HOTEL

大阪市中央区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、大阪市中央区には宿泊施設が398、部屋数にして37,201室が提供されている。

新規開業予定は26施設、部屋数にして5,870室が新たに供給される見込み。

客室数トップ10は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

【合わせて読みたい】

国の有形文化財リノベ「シタディーンなんば大阪」グランドオープン

ロイヤルパークホテルズ、2020年3月-21年春に関西エリアに4ホテル開業

アパホテル〈心斎橋 なんば北〉(仮) 2021年秋開業

大阪府ホテル開発ランキング(2019年8月現在)

大阪府ホテル展開状況(2019年7月現在)

関連記事