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【取材】「香り」をコンセプトとしたホテル『KANSEI京都八条』『KANSEI京都八条Hanare』3月4日オープン

投稿日 : 2025.03.11

京都府

新規ホテル情報

宿泊施設の開発・運営を手がける株式会社オルカは、五感をテーマにWellbeingを追求する新たなホテルブランド「KANSEI(感性)」を立ち上げ、その最初のホテルとして、「香り」をコンセプトにした『KANSEI京都八条』と『KANSEI京都八条Hanare』を、2025年3月4日にオープンした。ブランディングや空間デザインは株式会社オルカのクリエイティブパートナー会社であるルムア株式会社が担当している。

また、応援購入サービスMakuakeでもプロジェクトがスタートしており、2025年2月18日(火)〜4月29日(火)の期間限定で特別な宿泊プランをマクアケ限定で販売している。

本記事では、新ブランド「KANSEI」や新ホテル『KANSEI京都八条』『KANSEI京都八条Hanare』について、株式会社オルカに取材を行った。

▷公式サイト:https://kyotohachijo.hotel-kansei.com/
▷Makuakeプロジェクトページ:https://www.makuake.com/project/orca_lumuha/

――― まず、どのような経緯や狙いで「五感」をテーマにしたホテルブランドを立ち上げることになったのでしょうか?

KANSEIは、現代社会で忙しく過ごす人々が、自分自身と向き合い、本来の感性を取り戻す場所として生まれました。旅先での体験は、単なる観光にとどまらず、心と体に深く刻まれるものであるべきだと考えています。

そこで私たちは、「五感」を研ぎ澄ませることができる空間を創造し、香り・音・触感・味・視覚といった感覚を通じて、自分と向き合うことができ、より今という時間を大切にしたり、未来を考えるきっかけになったりと、心と体、社会的に豊かになっていく「Wellbeing」な状態に近づくための体験にしたいと思いました。

―――「Wellbeing」を重視したホテル運営を掲げていますが、どのような形で宿泊客や従業員のWellbeingを実現していくのでしょうか?

KANSEIのWellbeingは、宿泊客だけでなく、ここで働くスタッフの心地よさも大切にしています。

ゲストには、五感に寄り添う空間設計や、心を落ち着かせる香り、そしてリズムのある滞在を通じて、心身のバランスを整える体験を提供しております。

KANSEIで働くホテリエに対しても、働きやすい環境づくりや、心の充足を促す仕組みやそれぞれのホテリエの好きなものや興味を接客やサービスの中で活かせるような体制を整えることでKANSEIの空間そのものが、全ての人にとって「自分と向き合う時間」となるように設計されています。

―――「香り」を最初のコンセプトに選んだ理由や、その狙いについて教えてください。

香りは私たちの記憶や感情と密接に結びついており、旅先で感じた香りがふとした瞬間にその場所の思い出を蘇らせることがあります。特に京都は、白檀や檜、お香といった香りが日常に溶け込む街。そこにインスピレーションを受け、KANSEIでは「香りの旅」を楽しめる空間を創りました。

また、最初のコンセプトとして香りを選んだのは、感覚の中でも無意識に働きかけ、心を解きほぐす力が強いからです。ホテルに足を踏み入れた瞬間から、静かに漂う香りがゲストの心を落ち着かせ、滞在そのものが癒しと再発見の時間になるように設計しました。京都ならではの香りに包まれることで、その瞬間、その場所が特別な記憶として刻まれる。そんな体験をお届けしたいと考えています。

―――KANSEI京都八条の香りはどのように選定・デザインされたのでしょうか?また、鬼塚捷平さんとの協働で生まれた特徴的な要素はありますか?

KANSEI京都八条の香りは、京都の四季や和の美意識を表現しながらも、現代の感性に響くものを目指して創り上げました。香りのデザインには、センティングデザイナー・鬼塚捷平さんが参加し、繊細かつ奥行きのある香りを生み出しています。

KANSEI京都八条の香りは、夕暮れ時の京都の華やぎをイメージし、しっとりとした褐色の空気感を表現しました。京都産の檜を中心に、ゼラニウムやシソといった和のハーブを織り交ぜ、落ち着きと深みのある香りに仕上げ、ゲストの心をそっと包み込みます。

―――「KANSEI京都八条」と「KANSEI京都八条Hanare」の違いや、それぞれの特色について教えてください。

どちらの空間でも、KANSEIが提案する香りの世界観を楽しんでいただけるだけでなく、お好きな香りをお部屋へ持ち込むことができ、自分らしい心地よい空間を作ることができます。

「KANSEI京都八条」では、ラウンジやギャラリーといったどんな時間帯でも楽しめ、訪れた方同士に会話が生まれるような空間を用意しております。

一方、KANSEI京都八条Hanareは、よりプライベートで静謐な滞在ができるため、まるで自分だけの隠れ家にいるような心地よさを味わうことができます。

――― 主なターゲット層はどのような方々でしょうか?

KANSEIは、非日常空間を味わっていく場所ではなく、日々の生活の中の延長線上にあり、いつでも戻ってこられる心と体を休めることができる場所として設計しています。

日常のストレスから少し離れてリフレッシュしたい方、感性を磨きたいアーティストやクリエイター、また、海外のお客様も過ごしやすいように海外の方向けの和心BOOK(日本で活用できる知識やマナーが書かれている本)をお渡ししております。

過ごし方の例としては、

– 京都の朝を楽しむ:KANSEIのホテリエが厳選した京都の知られざるカフェで朝食を楽しむ。
– 夜のリラックス時間:自分の選んだお気に入りの香りでお部屋を満たし、ゆったりとした時間を過ごす。
– 香りを通じた体験:香りとお酒のペアリングを楽しむラウンジで、旅の締めくくりに特別な一杯を。

これらの体験を通して、滞在そのものが「自分とむきあい、本来の自分を取り戻す時間」になるよう設計されています。

――― 最後に、今後の展開や、今後力を入れていきたいことについて教えてください。

KANSEIは、今後も「感性を研ぎ澄ます旅」をテーマに、さまざまな展開を予定しています。

例えば、異なる土地ならではの五感の体験を取り入れた新たなKANSEIの開業、さらには、Wellbeingをより身近に感じられるプロダクトや体験プログラムの開発など。私たちは、旅を通じて「本当の自分」に立ち返る機会を提供し続けます。

KANSEIは単なる宿泊施設ではなく、自分の感性を知るための「旅の目的地」。この特別な体験を、ぜひ一度味わってみてください。

■応援購入サービスMakuake(マクアケ)限定の特別宿泊プラン

応援購入サービスMakuake(マクアケ)にて、2025年2月18日(火)~4月29日(火)の期間現地で、マクアケ限定の特別宿泊プランを販売中。初日時点で300万を超え、達成率も60%を超えている。

Makuakeページ:https://www.makuake.com/project/orca_lumuha/

■ホテル概要

施設名:KANSEI京都八条/ KANSEI京都八条 Hanare
所在地:京都市南区東九条東岩本町15番2
TEL:075-634-3933
客室数:Hanare含め 66室
開業日:2025年3月4日(火)予定
サイトURL: https://kyotohachijo.hotel-kansei.com/
客室タイプ:5種(66部屋)
アクセス:京都駅八条口より徒歩6分

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