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【取材】Barを楽しむ宿「SAKE Kura Hotel 川崎宿」2月9日グランドオープン

投稿日 : 2024.02.09

神奈川県

新規ホテル情報

シマダグループ株式会社は、グループ会社であるシマダハウス株式会社が運営する新しいホテル「SAKE Kura Hotel 川崎宿」「酒蔵Bar」の2月9日(金)開業を発表した。

Bar単体での利用も可能で、川崎宿の歴史を感じるアートや調度品に囲まれながら、日本に合うおつまみや軽食を堪能できる。

本記事では、「SAKE Kura Hotel 川崎宿」開業の経緯や魅力などについて、シマダグループ株式会社に取材を行った。

▷ ホテル公式サイト:https://sake-kurahotel.com/

――― まず、どのような経緯で東海道川崎宿に「SAKE Kura Hotel 川崎宿」を開業することになったのでしょうか

私たちシマダグループは米屋から始まった複合企業で、神奈川県伊勢原市にて吉川醸造という酒蔵を運営しています。同じ神奈川県内に、より地域の方に愛されるホテルを創れないかと検討していたところ、ちょうど開業準備をしている2023年が東海道川崎宿の400周年であることを知りました。

そして、かつての川崎宿が旅人に宿を提供し江戸の人々やローカル民が交差する場所であったように、シマダグループの強みである日本酒やお米を活かしたおもてなしができないかと考え、川崎宿の歴史をデザインに取り入れ、「酒蔵直営の日本酒飲み放題のホテルにしてはどうか」というアイデアに至りました。

また、2023年11月30日に開業したSAKE Bar Hotel浅草がインバウンド客を対象に宿泊者限定で日本酒飲み放題のサービスを提供しているのに対し、SAKE Kura Hotel 川崎宿では地域住民も楽しめるように、宿泊せずとも利用できる酒蔵Barを設けることで、より地域に根差したホテルを目指しています。

――― 「SAKE Kura Hotel 川崎宿」のデザインについて教えてください

デザインは「東海道川崎宿400周年、旅の歴史へ想いを馳せる」をコンセプトに掲げています。

日本初の旅の大ブームは今からおよそ200年前の江戸時代後期に起こったと言われています。火付け役は歌川広重の描いた「東海道五十三次」の浮世絵。広重の絵の風景を一目みようと、旅人は東海道を旅していたのだとか。昨年400周年を迎えた東海道川崎宿を一緒に盛り上げていきます。

これまで保存されてきた川崎宿の歴史を背景に、日本酒をテーマにした現代の価値観に合う「宿」を創ってまいります。地元とのコミュニケーションをとりながら、末長く愛されつづける宿を目指していきます。

コンセプトカラーは紺色を基調とし、ヒロシゲブルーと藍色をサブカラーとして採用しています。

建物全体には、江戸時代に由来する菱葺きや金属仕上げ、格子パネルを使用した伝統文様の展示、土壁アートワークなど、日本の伝統的な建築技術や文化が随所に盛り込まれています。宿場町の雰囲気を現代に蘇らせつつ、和モダンのエッセンスを取り入れた館内で、お客様に心地よい滞在をご提供いたします。

1階の酒蔵バーは、「倉」をイメージした外観で、大きな暖簾が入り口に掛かり、フロントラウンジへと続くアプローチが設けられています。内装には、ヒロシゲブルーの家具や東海道川崎宿から着想した現代アートや、浮世絵が展示されており、宝物や米俵、日本酒などを保管する倉のコンセプトを現代に再解釈したデザインが取り入れられています。

2階~5階にある客室は、作りこまれた既存室内を活かしながら更新すべき箇所のみに手を加えています。東海道の宿・川崎宿+“酒蔵に泊まる”をテーマに、江戸時代、川崎宿ならではの、アートや壁面アクセントを施しました。アートは、江戸時代に栄えた町人文化により華やかになった着物生地や、同じく江戸時代に焼かれた古伊万里を額におさめ、さらに新たにアーティストに描きおろしてもらったアートも含め、目に留まる箇所に散りばめています。

――― 「SAKE Kura Hotel 川崎宿」のなかでも、特にアピールしたいポイントを教えてください

「SAKE Kura Hotel 川崎宿」は昨年11月にオープンした「SAKE Bar Hotel 浅草」の姉妹店として、SAKE Barシリーズの2号店です。

ホテル1階の吉川醸造直営「酒蔵Bar」にてチェックイン後は、グループ会社の吉川醸造直営だから出来る日本酒「雨降」をフリーフローでお楽しみ頂けます。

Bar単体のご利用も可能です。飲み比べや、雨降ハイボール・雨降カクテルなど、新たな楽しみ方もご提案致します。おでんや乾き物を中心とした軽食も、全て宿泊料金に含まれております。

朝食には日本酒と同じくお米が主役である三角おむすびをご用意。三角おむすびは川崎発祥の地とも言われています。川崎宿の名物・奈良茶飯をはじめ、食べやすくてほっとする、上品な味わいの朝ごはんです。お部屋やチェックアウト後でもお召し上がりいただけるよう、テイクアウトスタイルでご用意いたします。

――― どのような方におすすめでしょうか

姉妹店の「SAKE Bar Hotel 浅草」は、インバウンド向けに振り切ったコンセプトとなっていますが、「SAKE Kura Hotel 川崎宿」は落ち着いた雰囲気が特徴で、時間の流れを忘れてゆっくりと日本酒を味わいたい方や、川崎や日本の歴史が好きな方にもお楽しみいただける施設となっています。

また羽田空港が近い事もありインバウンドの方や出張の方にも、旅の疲れを癒しくつろいでもらえる空間を提供致します。

――― 最後に、開業に向けての意気込みを教えてください

「SAKE Kura Hotel 川崎宿」は様々なストーリーが絡み合う事で生まれた、シマダグループで10施設目のホテルとなります。

地元の方とも連携して、川崎を盛り上げる事にも力を入れています。

開業に向けて準備を進めていますが、開業=完成ではなく、常に新しい事に挑戦して皆様と一緒に成長していきたいと考えています。

グループ内での『結束』や地域・お客様との『繋がり』を大切にし、『感謝』の気持ちを意識し続け、皆様のご期待の上をいく「SAKE Kura Hotel 川崎宿」をお届け致します。

■SAKE Kura Hotel 川崎宿 施設概要

公式サイト :https://sake-kurahotel.com
Instagram :https://www.instagram.com/sake_kura_hotel/
住所    :神奈川県川崎市川崎区本町2-8-2
建物情報  :地上6階建て
面積    :196.39㎡(59.4坪)
       延床723.13㎡(218.75坪)
設備情報  :1階 SAKEフリースペース、客室
客室数   :17室
客室面積  :22.9㎡~47.8㎡
料金    :スタンダード 1室料金 26,000円~
       スイート   1室料金 45,400円~
アクセス  :京急本線「京急川崎」駅7分、JR東海道線、京浜東北線、南武線「川崎」駅10分

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