都内最大手のリハーサルスタジオ「サウンドスタジオノア」を運営する株式会社ノアが、箱根・仙石原に新業態「NOAH HAKONE」をグランドオープンした。
音楽スタジオ、会議室、宿泊施設が一体となった、これまでにない施設が誕生。創作活動から企業研修、グループ旅行まで、多彩なニーズに応える新しい空間とのこと。
本記事では、NOAH HAKONE誕生の背景や特徴などについて、株式会社ノアに取材を行った。
▷ 公式Webサイト:https://www.studionoah.jp/resort/
―――「NOAH HAKONE」が生まれた背景や、これまでの「サウンドスタジオノア」との違いを教えていただけますか

最昨今コロナの影響も減少し、世間的にもオフラインでの活動が戻ってきています。これに伴い、企業のチームビルディングや社員研修として、宿泊を含む需要が増加傾向にあります。また、観光とバンドやダンスのリハーサルを組み合わせた合宿旅行も、一定の需要がありました。
そこで、弊社のこれまで培ってきたビジネスモデル(音楽スタジオなどの防音施設)を消化した新しい形のご提供ができるのではないかという観点から今回のNOAH HAKONEのオープンに至りました。
宿泊業という観点では新しい取り組みですが、それ以外の部分は弊社事業のノウハウが活かせる分野だと感じております。
――― 数あるリゾート地の中で、箱根・仙石原を選んだ理由は何でしょうか

箱根は都心からのアクセスが良く、日本を代表するリゾート地のひとつです。
私たちが想定しているターゲット層にとって、使いやすく、検討しやすい環境であると考え、箱根・仙石原を選びました。
―――4つの防音スタジオの特徴や、特にこだわった設備について詳しく教えてください

今回は4種類のバンドスタジオをご用意しておりますが、いずれも防音仕様のスタジオですので音場環境は都内のスタジオと同クオリティの環境を提供しています。
大きいサイズのCst(35帖)Dst(47帖)はバンド利用(音楽)にとどまらず、ダンスや撮影、レクリエーション、音出しが必要な研修など、利用用途に応じてレイアウトをカスタムしてご利用いただけるのも魅力です。
簡易ステージのレンタルもございますのでミニライブや発表会などのイベント利用も可能でございます。
―――宿泊施設の客室タイプや設備、滞在をより快適にするためのサービスについて教えてください

客室仕様は現在では珍しい全部屋和室タイプとなっております。都心ではあまり触れなくなった和室部屋がかえって非日常感を演出しています。
アメニティなども一式揃えておりますので、最低限のお荷物でお越しいただいても快適にお過ごしいただけるよう努めております。

練習やミーティングの合間にくつろいでいただけるラウンジスペースや卓球スペースも設けております。
―――最後に施設の運営を進める中で、今後乗り越えていきたい課題や、新たに挑戦したいことがあれば教えてください。

まずは、宿泊型スタジオという分野で認知を拡大していきながら、バンドやダンス需要のみならず企業研修やゼミ合宿などの層にも広くアピールしていければと思っております。
ワークショップやライブ系のイベントなど多用途にもご利用いただけるかと思いますので、東京のスタジオノアのハイスペックな音楽スタジオを箱根の地でもより多くの方に体感いただければ幸いです。
■施設概要
施設名: NOAH HAKONE
所在地: 神奈川県箱根町仙石原956-20
オープン日: 2024年11月14日
主要施設: 音楽スタジオ(4部屋)、会議室(1室)、宿泊施設
利用目的: 音楽制作、企業研修、合宿旅行、グループ宿泊、バンド合宿、ダンス合宿
Webサイト:https://www.studionoah.jp/resort/
電話番号:0460-83-9277