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【取材】小豆島に34年ぶりの新ホテル「edit x seven 瀬戸内小豆島」始動

投稿日 : 2026.03.13

香川県

新規ホテル情報

香川県・小豆島で、ホテル「edit x seven 瀬戸内小豆島」が2026年1月26日にソフトオープンした。全45室・9タイプの客室を備え、オーシャンビューの客室やプール付きスイートなど滞在スタイルに合わせた選択肢を用意する。

館内にはサーマルスパ「SPA edén SETOUCHI」とレストランを併設し、温浴と食の体験を軸に島で過ごす時間を提案するのが特徴だ。34年ぶり※の新規開業規模のホテルとして、観光需要の受け皿と滞在の質の両面でどこまで存在感を示せるかが注目される。

本記事では、ホテルのこだわりや魅力などについて、edit x seven 瀬戸内小豆島に取材した。

ティザーサイト:https://editxseven.com/setouchi-shodoshima/

※fav hospitality group株式会社調べ

―――小豆島で「34年ぶりの新規開業(45室以上規模)」として、開業にあたり特に大切にした“この島だからこそ提供したい価値”は何でしょうか。

▲ペントハウス(オーシャンビューWEST棟)

私たちが最も大切にしたのは、「小豆島の静けさそのものを滞在体験に変える」ということです。
瀬戸内海に囲まれたこの島には、都市のラグジュアリーとは異なる“余白の豊かさ”があります。だからこそ施設は過度に主張するのではなく、海・風・光の変化が主役になるよう設計しました。

また、45室以上規模としては34年ぶり(※自社調べ)の新規開業という節目は、単なる宿泊施設の誕生ではなく、地域にとって新たな観光動線を生み出す機会だと捉えています。国内外から多様なゲストを迎えることで、小豆島の食・自然・文化に触れる機会を広げ、滞在型観光の裾野を拡大していくことが期待されています。

▲ガーデンスイート with プランジプール(EAST棟)

私たちはホテル単体の成功だけでなく、地域事業者や生産者との連携、長期滞在を促す体験設計などを通じて、小豆島の魅力を中長期的に共創し、持続可能な観光価値を育てていく存在でありたいと考えています。

この施設が新たな人の流れを生み出し、島の未来につながる一歩になることを目指しています。

小豆島初のサーマルスパや、島の食材を中心にしたレストランなど、自然と響き合いながら心身を整える体験を核に据え、“どこにもないはずの楽園”というコンセプトのもと、島とともに育っていくホテルを目指しています。

―――本施設が目指す「島の時間を深く味わう滞在」とは、滞在中のどんな過ごし方や体験を通じて実感してもらうことを想定しているのでしょうか。

この滞在は、スケジュールを消費する旅ではなく、一日の流れそのものを体験にすることを意図しています。

小豆島とのつながりを随所に感じていただける滞在体験で、例えばそれはホテルに到着する前から始まっています。港からフェリーに乗り込み、潮の香りと海風を感じると、「島への旅」という感覚が一気に高まります。土庄港に降り立った瞬間にごま油の香りがするのも、小豆島ならではの体験です。

ホテルに到着すると、客室からは、瀬戸内海ならではの穏やかな海と、刻々と変わる差し込む光を浴びて、ただ何もしないゆったりとした島時間を味わうことができます。

▲テラスバンク(オーシャンビューWEST棟)

さらに、小豆島初のサーマルスパは、遮るもののない絶景を眺めながら、温度帯の異なるサウナ、スパ、水風呂などを複合的に楽しむことができ、非日常体験を一段と格上げしてくれます。

▲インフィニティプール
▲大型フィンランド式サウナ

食の過ごし方も、あえて“決め切らない”ことを大切にしています。ホテルの近くには、うどん店やローカルの人たちに愛される居酒屋もありますし、そこで島の人々と会話を交わすのも良いと思います。近くのスーパーで地元食材を買い込んで、客室のキッチンで料理をして部屋で食べる、という過ごし方もできます。もちろんホテルのレストランでも地元食材を使った料理を提供しています。ゲストが自分自身の旅をどう編集したいのか——その判断に委ね、私たちは選択肢を用意するという考え方です。

▲レストランメニューイメージ(※内容は変更可能性があります)へ変更

チェックアウト後も、ホテルの目の前にシェアサイクルを設置しているので、それを使って醤油蔵や酒造を訪れ、その土地の歴史や伝統に触れることも旅の奥行きを広げてくれると思います。

こんなふうに、ホテルを拠点にしながら、その島で紡がれてきた歴史や、土地・人の魅力に触れる旅が、「島の時間を深く味わう滞在」につながると考えています。

―――WEST棟/EAST棟で客室タイプを分けた狙いを教えてください。利用シーンや滞在スタイルの想定はどのように描いていますか。

WEST棟とEAST棟は、単なる建物の違いではなく、滞在スタイルそのものを編集するための設計です。

■WEST棟

▲ペントハウス(オーシャンビューWEST棟)

オーシャンビュー中心の客室構成で、グループや友人同士、アクティブな滞在を想定しています。テラス付きやバンクタイプなど、共有時間を楽しめる設計です。

■EAST棟

▲ガーデンスイート with プランジプール(EAST棟)

プランジプール付きスイートやジャパニーズモダンなど、よりプライベートで静かな滞在を重視した構成です。ファミリーや長期滞在、リトリート目的のゲストを想定しています。

棟ごとに空気感を変えることで、同じホテルでありながら滞在のストーリーを選べる設計にしています。

―――「SPA edén SETOUCHI」を“サーマルスパ”として設計するにあたり、温度環境や外気、景色、時間まで含めて工夫された点の中で、特にゲストに体感してほしいポイントは何でしょうか。

▲サーマルスパ「SPA edén SETOUCHI」

このスパは単なる温浴施設ではなく、温度・外気・景色・時間の流れを含めてデザインされた“体験”です。

特に体感してほしいのは、

●多様な温度環境を巡ることで生まれる身体感覚
●瀬戸内海を望む景色と呼吸が重なる瞬間
●外気に触れながら、時間帯で変わる海の表情

サーマル(Thermal)とは“温度”だけでなく、環境全体を通して心身を整える思想です。瀬戸内小豆島の自然に合わせて再構築された、小豆島初の本格的なサーマルスパとなっています。

―――最後に、グランドオープン(2026年3月)へ向けて、本施設がゲストに届けたい体験価値を一言で表すと何でしょうか。

edit x seven 瀬戸内小豆島が目指しているのは、あらかじめ決められた過ごし方ではなく、ゲストそれぞれが島との距離感を見つけていく旅のかたちです。

海を望む客室での静かな時間、瀬戸内の食材を味わう食体験、時間帯によって表情を変える景色やスパでのひとときなど、滞在を構成する要素を自由に組み合わせることで、自分だけの“島のリズム”をつくっていただきたいと考えています。

edit x sevenは、旅の過ごし方そのものをデザインするブランドです。小豆島という土地が持つ余白や静けさを背景に、アクティブにもリトリートにも寄せられる柔軟な滞在体験を通じて、訪れるたびに新しい発見が生まれる場所でありたいと思っています。

■施設概要

施設名称:edit x seven 瀬戸内小豆島(エディット バイ セブン 瀬戸内小豆島)
※edit x seven の「x」は「掛ける」ではなく、アルファベット小文字「x(エックス)」

ソフトオープン:2026年1月26日(月)
グランドオープン:2026年3月

所在地:〒761-4411 香川県小豆郡小豆島町安田甲144-21
構造/階数:WEST棟:RC造/8階 EAST棟:RC造/8階
延床面積:4,553.24㎡(1,377.35坪)
客室数:45室
客室価格:43,000円(開業プラン摘要/4月平日)〜
ティザーサイト:https://editxseven.com/setouchi-shodoshima/

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