株式会社阪急阪神ホテルズは、2019年5月に、JR大阪環状線「福島駅」から徒歩約3分の立地に訪日外国人をメインターゲットとした新設ホテル「ホテル阪神アネックス大阪」を開業することを本日9月3日に発表した。大阪市福島区のホテル展開状況と合わせてお伝えする。
出典:阪急阪神ホテルズ
ホテル阪神アネックス大阪
開業を予定する同ホテルは、JR大阪環状線・阪神電車「福島駅」徒歩すぐ、主要駅「大阪」「梅田」から 1 駅の好立地。 ローカルな食・人・文化が体験できる特性を活かし、ディープなエリアを探求したい東アジア (韓国・中国)の訪日旅行客をメインターゲットとする。
客室単価を本館の「ホテル阪神大阪」(1泊1名1万円前後)より比較的(2,000~3,000円程度)低く設定することで、よりリーズナブルに提供をする。
伝統的な色彩や文様など「和」を感じるデザインを採用清楚で粋な印象の「さくら」、美しく艶やかな印象の「あかね」の 2 種類でカラースキームを展開。デザインアート、クッション等に日本の伝統的な色彩や文様を施した着物の帯生地を用いて、「和」を感じられる「粋」でモダンな空間に仕上げる。他にも、2 階ロビーに 「回り灯籠」を使ったフォトスポットを設置することで、フォトジェニックな空間を提供する。
コンパクトな客室が機能性にあふれた空間に客室数全254室のうち、約7割を占める15㎡のコンパクトな部屋は、ベッド下にスーツケースを収納できるスペースやアウトベイシンスタイル(居室内に洗面台が独立していること)を採用。ベッドスペースを広く確保することで快適に過ごせる造りに配慮した。
<施設概要>
開業日:2019 年 5 月 (予定)
場所:大阪市福島区福島 5 丁目
名称:ホテル阪神アネックス大阪 ※近接するホテル阪神大阪の別館
客室数:254室
附帯設備:レストラン1店舗、コインランドリー、アイロンルーム、フォトスポット、喫煙室(紙巻きたばこと加熱式たばこの分煙)※全客室禁煙
出典:阪急阪神ホテルズ
大阪市福島区ホテル展開状況
メトロエンジンリサーチによると、同ホテルが開業する大阪市福島区には宿泊施設が16、部屋数にして1,131が提供されている。
同区内の部屋数トップ10の宿泊施設は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
トップは同ホテルの本館である「ホテル阪神大阪」(290室)で、1999年4月、阪神電車「野田~梅田駅」間の地下化に伴う旧福島駅の跡地利用として西梅田から現在のJR「福島駅」前へ移転開業。移転開業20周年に向けて、2018年4月には「ホテル阪神大阪」と名称を変更し同年7月、総工費約2億円をかけて全客室290室をリニューアルした。
新規開業ホテルとしては、同ホテルの他に注目は、マリオット・インターナショナルの「モクシー大阪新梅田」(288室、大阪府大阪市福島区福島7-22-1)で、2020年秋に開業を予定し、国内では3軒目のモクシーブランドとなる。
また、アパホテルが「(仮称)アパホテル〈TKP梅田〉」(161室、大阪府大阪市福島区福島5-43-7)を2019年5月に竣工予定のほか、阪神電鉄とJR西日本が「(仮称)阪神NK共同ビル」(250室、大阪府大阪市福島区福島5-52-1)を福島駅近くに2019年春にも開業する予定だ。
阪急阪神ホテルズは、先月8月7日に大阪駅前に1,000室の大規模ホテル「(仮称)ヨドバシ梅田タワー」を開業することを発表したばかり。訪日外国人旅行客をターゲットとしたホテル新規開発を大阪で積極化させている。
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