BnA HOTEL が運営するアートホテル「BnA_WALL」が、二度の開業延期を乗り越え4月2日にグランドオープンする。東京日本橋で開業する BnA_WALL は、ホテルだけではなく、巨大壁画が展示されたり、またアートの制作や展示スペース、カフェ・バー・ラウンジが併設されるなど、幅広い活動が期待されるオルタナティブホテルだ。
BnA株式会社が三井不動産株式会社と協業した「BnA_WALL」は元々、2020年の夏を開業予定としていた。高円寺や秋葉原、そして京都の河原町の施設に続き、BnA HOTEL ブランドとして4拠点目の開業となる。エントランスから客室まで、アーティストの作品やデザインを全身で感じられるホテルとなっている。また、宿泊費の一部を部屋を制作したアーティストに還元する独自の仕組みも考案された。
全客室がアート作品のアートホテルであり、床や壁、天井までアーティストのこだわりが活かされている。BnA_WALLを象徴する、エントランスの巨大壁画はアーティストによって日々描き変えられ、1階のラウンジより壁画の制作シーンを見ることもできる。単に作品を見るだけでなく、アートが生まれ、ホテルが変化していく過程も見学することができる仕組みになっている。
こだわりを見せるのは設備だけではない。従業員の制服は日本だけではなく、フランスのパリを中心に世界的に作品を発表しているドメスティック ブランド「meagratia(メアグラーティア)」が制作している。
BnA株式会社とBnA HOTELは、アートとビジネスの新たな関係性を模索し、街全体にアートを飾る壁画プロジェクトや、アートを軸とした内装の設計、プロモーションやイベントの企画やイベント企画などを手掛けてきた。
新たに日本橋に誕生する BnA_Wall はホテルとしてはもちろん、人々が集まり新たなトレンドが生まれる場としての活躍も期待される。
オープン当日である4月2日には、BnAと所縁のあるアーティスト・ペインターの高橋洋平氏による巨大壁画制作が開始される。オープニングパーティー中には制作している光景を見学することもできる。