(出典:ロイヤルホールディングス株式会社)
ロイヤルマイナーホテルズ株式会社は、リストデベロップメント株式会社と、日本初進出となる「Anantara Karuizawa Retreat」に関するホテルマネジメント契約を締結した。本施設は長野県軽井沢町において、2030年の開業を予定している。ロイヤルマイナーホテルズにとって本契約は、2025年3月の設立以来、初のホテルマネジメント契約となる。
(出典:ロイヤルホールディングス株式会社)
「Anantara Karuizawa Retreat」は、浅間山を望む約4万㎡の森林に囲まれた地に位置し、全51室の高級リゾートとして開業する。スイートルームは23室(60~120㎡予定)、ヴィラは2〜3ベッドルーム付き18棟28室(70〜270㎡予定)で構成され、館内にはオールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バーの3つの飲食施設を設ける予定である。
Anantaraブランドの特徴であるAnantara Spaでは、タイ発祥のスパ文化を背景に、地域に根差したウェルネス体験を提供する予定である。その他、温泉や多彩なウェルネスプログラム、プール、フィットネスセンター、ライブラリー、レジデンスラウンジ、多目的会議スペースなど、滞在を豊かにする施設が設けられる。
ロイヤルマイナーホテルズは、今後日本国内でのラグジュアリーホテル市場への参入を強化し、2035年までにAnantara、Avani、Tivoliの3ブランドで合計21棟のホテル開業を計画している。今回の取り組みはその第一歩であり、ブランド拡大の布石と位置付けられている。
開業地である軽井沢は、北陸新幹線・軽井沢駅から車で約15分、東京から約1時間と高い利便性を持つ。豊かな自然環境に加え、ゴルフ場やハイキングコース、温泉、スキー場など四季を通じて多彩なアウトドア体験が可能であり、国内外からの観光需要が高まっている地域である。
ロイヤルマイナーホテルズの代表取締役社長である本山浩平氏は、同社の理念とリストデベロップメントの専門性が調和していることに触れ、軽井沢の自然と共存しながら上質なリトリートを創出していく意向を示した。また、リストデベロップメントの代表取締役社長である木内寛之氏は、同社が持つまちづくりのノウハウを活かし、Anantaraブランドの理念と一致するプロジェクトを実現できたことへの誇りを語った。
Anantara Hotels & Resortsは現在、世界25か国で59軒のホテルを展開しており、地域性を尊重したラグジュアリー体験を提供することを特徴としている。本施設もその一環として、軽井沢における新たなランドマークとなることを目指す。