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生産性が高いビジネスマンがワーケーションで行うポイント5つ

投稿日 : 2022.09.30

新規ホテル情報

いつもと違う環境で仕事をすることで生産性向上に効果が期待できるワーケーション。同時に仕事とプライベートの境界線が曖昧になるというデメリットも指摘されています。生産性の高いビジネスマンはワーケーションでどのようなことを行っているのでしょうか。

 

ワーケーションで生産性向上が期待される理由 

ワーケーションとはご存知の通り「work(仕事)」と「vacation(休暇)」の造語。テレワーク等を活用してオフィスなど日常とは異なる環境で仕事をしながら休暇も併せて楽しむ新しい働き方の形です。

オフィスで働く場合は、毎日朝の通勤から帰宅時の移動時間が発生します。会議などの時間の制約や会社での人間関係や事業の進行などに労力が費やされることもあるでしょう。
ワーケーションではそれらから解放されることで、ビジネスマンをストレスから解放し、生産性の向上に一役買うことができます。ビジネスマンも自由な時間が充実していくことで、より仕事への意欲も高まってくることが期待できるものです。

毎日出勤し、残業をしたり、家に帰ってからも仕事のことを考えたりする人も多くいます。会社や仕事に縛られ、仕事とプライベートがなかなか切り分けられないビジネスマンが多いのも現状です。いつもと違う環境で、心身ともにリフレッシュしながらワーケーションすることが生産性の向上に繋がると言われています。

オフィスでの日常を考えてみましょう。毎日朝から帰宅時、移動時間が発生します。会社によっては朝から清掃、朝礼、何かしらの当番なども。このような細かい作業がストレスになる方も多いのではないでしょうか。そして、会議なども特に何らかの時間の制約がなければ時間が長引き、その分できなかった仕事は残業で対応なんていうことも。人間関係や事業の進行などでイライラするなど、ストレスが重なることもあるでしょう。

また、有給休暇の取得なども同僚や上司に言いにくい雰囲気の職場であれば休暇も取れないこともあるかもしれません。

ワーケーションは上記のようなことを限りなく排除し、移動時間や、細かな雑用や作業から解放され、選ぶ場所によってはリゾート地などのワーケーション環境によるストレスの軽減やリフレッシュ効果も期待できます。さらには、ストレスフリーの中でのモチベーションの向上、これらによる業務効率の向上やアイデアの創出。このような理由から、仕事の効率をあげて生産性を向上させることが期待できます。

 

ワーケーションと生産性の関係 

では、ワーケーションと生産性は期待される結果、生産性を生み出しているのが気になるでしょう。ビジネスマンの働き方が変わることで、生産性が実際に上がるのかも考えてみる必要があります。

実際に株式会社NTTデータ経営研究所、株式会社JTB、日本航空株式会社は、慶應義塾大学島津 明人教授の監修の下、新しい仕事のスタイルである「ワーケーション(※)」の効果検証実験を実施しました。結果、ワーケーションが以下のような生産性・心身の健康にポジティブな効果があると発表しています。

ワーケーションは

  1. 経験することで、仕事とプライベートの切り分けが促進される
  2. 情動的な組織コミットメント(所属意識)を向上させる
  3. 実施中に仕事のパフォーマンスが参加前と比べて20%程度上がるだけでなく、終了後も5日間は効果が持続する
  4. 心身のストレス反応の低減(参加前と比べて37%程度)と持続に効果がある
  5. 活動量(運動量)の増加に効果がある(歩数が参加前と比べて2倍程度増加)

出典:https://www.nttdata-strategy.com/newsrelease/200727.html

 

以上の検証結果からもわかるように、仕事とプライベートを分けることや、心的ストレスからの解放などの要因から生産性が上がったことが分かります。デスクワークの方は特に体を動かす機会がほぼない中、環境を変えて、身体を動かすことが増えたりすることも心身ともに活力の上昇につながっているという結果に。

実際にワーケーションを経験した人の体験談として、以下のようなものがあります。

「充実したコワーキングスペースがあるので、普段のテレワークよりも作業効率は上がるし、ふと窓の外を見ると大自然に囲まれているので、とっても気持ちがいい。」

「一歩外に出れば都内では出来ないアクティビティを体験でき、自然豊かな風景を眺めて心身共にリフレッシュもできます。」

この体験談からも、目から見える、体験するなど少しのきっかけ、ワーケーションにおける利環境の変化、リフレッシュによる心的効果は仕事の効率化、生産性の向上にも繋がることが分かります。

 

 

生産性の高いワーケーションを行うポイント 

では、生産性を高めているビジネスマンは、どのようなポイントを押さえながらワーケーションを行っているのでしょうか。押さえたい大事なポイントを考えてみたいと思います。

このポイントを押さえることで、ワーケーションを有効活用してみるといいでしょう。

 

1.集中できる場所選び  

先の実験は、沖縄県内のリゾートホテルで行われましたが、やはり「環境」集中できる場所選びは大事なポイントです。生産性を上げるには、仕事に集中できる環境が基本となります。

それぞれ集中できる場所やリフレッシュできる環境は違いがあるでしょう。人によってはリゾート地やリゾートホテル、喧騒から離れたい人は人里離れた大自然の中、日々の生活から環境を変えて都心の豪華ホテルなど、自身にとって「仕事をしながら休暇も満喫できる場所」を選んでみることが大切です。

 

ワーケーションを推奨している自治体

また、生産性を上げているビジネスマンの場合には、ワーケーションを推奨している自治体を活用しているケースも多くなっています。そうした自治体ならば、ワーケーションもしやすい環境も整っていておすすめです。

近年では、自治体が積極的にワーケーションの受け入れをしている場所もあります。自治体でワーケーションを推奨している地域は、ワーカーへのサポートも期待できます。

■和歌山県の事例

和歌山県は先進的にワーケーションに取り組んでいます。2001年頃から田辺市・白浜町を中心とした紀南地域でIT企業誘致を推進していたことに始まり、取り組みはすでに20年以上。ワーケーションを検討している企業に対しては、導入効果を定量的に示すことができるよう、生産性やワーク・エンゲージメントに関する効果などの情報も提供。すでに実施している企業から人、場所、事業といった地域資源の紹介の要望があれば、関連する行政窓口や担当者の紹介から地域のキーマンへの紹介に対応しています。

このように、ワーケーションに対して理解のある自治体で自身の体験したいことも並行して行うことも一つの在り方です。

 

2.ホテルの設備をチェック

新たに仕事や生活の拠点を作るのが手間だと感じる方にはやはり「ホテル」はオススメです。自身の必要な設備面で仕事に支障が出ないか施設や設備を確認し利用してみましょう。仕事に必要なデスクからWi-Fi環境、生活面で必要な冷蔵庫や洗濯機、レストランなど様々なものが揃っています。洗濯や食事など生活面でも心配事がないというのはストレスフリーですね。近年様々なホテルで、長期滞在型、それぞれのホテルで工夫が凝らされたワーケーションのプランを出していますので、それらを活用するビジネスマンも増えています。

 

3.食生活に気を付ける

ワーケーションは、ある程度時間に制限がないため、食事なども人によっては不規則になることもあります。体調を崩さないように食生活に気を付けながら健康的なワーケーションを行うことも生産性も高めるために必要です。

朝食付きのホテルを利用することで、生活リズムを守って健康的な生活ができていいでしょう。ワーケーションでホテルを利用した人の声で「おいしい朝食も食べて、とてもよい心の状態で仕事をスタートできました。」とあるように、朝食をしっかり取ることで1日の活力となります。バランスのとれた食事を時間にとらわれずにゆっくりと摂れることで、活力となっていきます。

 

朝食がおすすめのホテルなどを選択

ここで、ワーケーションで、朝食がおすすめのホテルを選ぶポイントとしては、豪華な朝食や地元食材を使った朝食、食事が出るホテルを選ぶことが大切です。さらに自然環境豊かな環境で景色や建物がとても美しいホテルを選ぶといいでしょう。客室だけでなくフリースペースも充実していることで、ホテルの空間も十分に楽しめておすすめです。シンプルで整えられた客室で仕事も効率アップ。仕事をしながら休日の気分をしっかり味わえる、そして朝食、食事もしっかり摂って充実したワーケーションができることで生産性も上がります。

 

4.タイムスケジュールを組んで生産性を上げる

また、ワーケーションで生産性が上がらないというビジネスマンもいます。ワーケーションのデメリットの一つとしては、「仕事とプライベートの線引きができない」ということがあります。そのため、生産性を上げるためには、タイムスケジュールも組んでワーケーションをすることも重要なポイントです。

時間を決めず何となく仕事をしていたりすると、1日中仕事をしていたという感覚を覚え、かえって疲れてしまうかもしれません。逆に「いつでも仕事ができる」という感覚から1日中休んでしまうなどと生活が不規則になることで、仕事のコミット、ノルマの達成、生産性は上がりません。ある意味、自由であるということは、自身を律して仕事生活をするということになります。自身で綿密なスケジュールを作り仕事、生活においてメリハリをつけることで成果が挙げられるようになるでしょう。

 

ワーケーションの取り組みに費やせるのは最大月4日程度

また、実際にどのくらいの日数をワーケーションに使えると思っている人が多いのかも気になります。

株式会社アドリブワークスでは、「ワーケーションサービスの利用動向」に関するアンケート調査を実施。20代〜60代の男女が今後取り組みたい、新しい働き方に関してリサーチしています。

そこで、ワーケーションに費やせる日数として、最大月4日程度を挙げる人が多くなっています。

男性の方が、日数が少ない傾向で、3~4日程度です。働き盛りの30代では、じっくり旅をしたり、地域の魅力や地域資源の発掘をしたりするなど時間の過ごし方に対してこだわりを持つ人も多くなっています。また、自身のスキルアップを目指したい人もいます。

そして、短いワーケーションの期間でも「多拠点を短期間でめぐり、多くの地域の魅力に触れる」というニーズは各世代ともに高くなっている傾向です。たとえ短期間であっても、こだわりを持って計画的に過ごしたいという人は多く、ワーケーションによって仕事へのモチベーションを高めることに寄与できるものと考えられます。

出展:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000041890.html

 

5.しっかり休暇を満喫 

そして、せっかくのワーケーションですので、ワーケーションならではの休暇気分を満喫することも生産性を上げる上で大切です。上記にもあったように、地域にこだわってみたい人も多く、休暇を満喫して自然に触れたり、新しい発見をしたり、リラックスしたりすることが大切です。

短い期間でも、様々な地域に出掛けて自然に触れ、新たな出会いをすることがリフレッシュになります。仕事と切り分けた環境があることで、新しいアイデアや発想を作り出すことにも繋がりやすくておすすめです。仕事とのメリハリを付けることによって、充足感を得ることが多くなります。そのことによって、生産性を向上させるのがポイントです。

 

まとめ

生産性の高いビジネスマンはワーケーションでどのようなことを行っているのかを5つのポイントを軸にまとめてきました。ワーケーションはこれまでのようにオフィスに滞在するわけではないため、雇用側も社員の生産性や人事評価の面で見えない部分もあると言われています。しかし、先に述べた実験結果からもわかるように、仕事と生活にメリハリをつけて取り組むことで格段に生産性が上がり、さらに労働者は心身ともにリフレッシュした状態を保てる事が立証されています。

ぜひこの内容を参考にしながらワーケーションを充実したものとしてください。

 

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