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無印良品が中国でホテル展開「MUJIHOTEL BEIJING」6月30日開業ー日本へ逆輸入、来春銀座での開業も

投稿日 : 2018.06.27

海外

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良品計画は、中国の北京において「MUJI HOTEL BEIJING」を6月30日に開業する。本年1月に中国・深セン市に「MUJI HOTEL SHENZHEN」を開業しており2軒目となる。また、2019年春には東京・銀座でも開業を予定している。グローバル展開を進める良品計画の戦略とは。

MUJI HOTEL BEIJINGー無印良品店舗も併設
良品計画によると、同社は中国・北京にMUJI HOTEL BEIJINGを6月30日に開業する。
MUJI HOTEL BEIJINGがあるのは、天安門広場を目前に望む北京中心街の一角。
客室は42室で、広さの異なる6つの部屋タイプを用意した。全体や客室内のデザイン・コンセプトの提供は無印良品が行なった。
価格は、1泊550RMB〜(1RMB=16.7円)
地下1階の無印良品「無印良品北京坊」では、快適な旅のためのアイテムや感じ良いくらしをつくる生活用品をはじめ、MUJI HOTELの室内に設置している備品の一部も購入できる。
また、無料のレンタサイクルも貸し出し、1階のパブリックスペースにはブックラウンジを設け旅・文化・歴史・文学・エッセイ・フォトグラフなどを題材にした書籍をライブラリーとして閲覧できる。

MUJI HOTELー独自コンセプトで中国から日本へ「逆輸入」
「アンチゴージャス、アンチチープ」をコンセプトに、用意されたことを消費するだけの旅行から、自ら作り出す自分だけの体験へのニーズの変化に対応するため、MUJI HOTELは無印良品の店舗と連携することで、タオルの手触り、コンセントやスイッチの配置、レストランのメニューや空間などを通して、無印良品の思想を体感できるホテルを目指している。
2018年1月18日に中国・深セン市に「MUJI HOTEL SHENZHEN」(79室)を開業しており、MUJI HOTEL BEIJINGは2軒目。

2019年春には日本へMUJI HOTELを「逆輸入」し、銀座での開業を予定している。

良品計画のグローバル展開
良品計画の2017年度決算書による、国内事業と海外事業の売上、営業収益、営業利益を比較した表が以下となる。

出典:良品計画

上記の通り、増益分については欧米においては営業利益がマイナスとなっているものの、東アジアを中心として海外事業が大きく営業収益、営業利益共に伸びていることがわかる。
良品計画は、グローバル人事制度、海外役職員へのインセンティブを重視している。グローバル経営へ、その経営の主軸を国内から海外へとシフトさせている。以下の通り、2017年度には国内店舗と海外店舗の比率が逆転し、以降新規出店が海外店舗で相次ぐためその差が拡大していく予定だ。

店舗数にはCafé&Meal MUJI 、IDÉE店舗含む ( )内は無印良品店舗数

出典:良品計画

中国に出店した両ホテルは、無印良品の店舗も併設しており、北京、深センエリアにおける旗艦店として無印良品を発信する拠点となることが期待されている。国内店舗においても訪日客へのインバウンド・免税販売の促進が鍵となっており、訪日客が来春に銀座に開業予定のMUJI HOTELの主なターゲットにもなりそうで、これもグローバル展開の一環と見ることもできるだろう。


出典:MUJI HOTEL

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