森トラスト株式会社は、このほどAIや協働ロボットを活用したサービス業界向けのロボットカフェの企画・開発等を行う株式会社QBIT Robotics(東京都千代田区)へ出資したことを発表した。
ロボットカフェのパッケージ「& robot café system」
森トラストグループは、中長期ビジョン「Advance2027」に基づき、グループのオープンイノベーションを推進すべく、200億円の投資枠を設け、M&Aやスタートアップ企業への出資を行う「新イノベーション投資戦略」を推進している。
このたび出資したQBIT Roboticsは、サービス業界における労働力不足問題の解決を目指し、人と協働可能なロボットの企画・開発等を手がけている。
現在、ロボットアームを活用した飲食の提供だけでなく、AIを活用した顧客とのコミュニケーションの実施や画像解析によるマーケティングなどの機能を付加したロボットカフェのパッケージシステム「& robot café system」の本年中の提供開始に向けて事業を推進する。
森トラストは、AIとビッグデータを用いたダイナミックプライシング支援ツールを提供するメトロエンジン株式会社に先月出資実施を発表したばかり。
コーポレートスローガン「Create the Future」のもと、イノベーション創出を推進すべく、ビジネス環境の整備やスタートアップ企業との協業による新たな事業創出などを通じて、より豊かな都市の実現を目指し、社会に貢献していきたい考え。
また、QBIT Roboticsは、そのほか豊田合成株式会社、VC等計5社を割当先として、第三者割当増資を実施。これにより、QBITは人材の採用を加速させ、新商品開発及び販売、またサポート体制の強化を行う。
今回の第三者割当増資により、QBIT Roboticsの資本金(資本準備金を含む)は、4億9,100万円となった。
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