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MATCHA多言語対応災害情報ページ「Stay Safe in Japan」

投稿日 : 2018.11.04

指定なし

インバウンド

株式会社MATCHAが運営する訪日外国人観光客向けWebマガジン「MATCHA」では、日本の災害情報を発信する多言語対応ページ「Stay Safe in Japan」をこのほど正式リリースした。

多言語災害情報配信サービス「防災クラウド」

2018年訪日外国人観光客の数は3,000万人に迫る勢い。今後も増加が予想されるが、受け入れ態勢はまだ不十分で、課題の一つとして災害発生時の情報発信が指摘されている。
最近にも西日本での豪雨災害や北海道胆振東部地震で、不安を覚える外国人観光客の声を多く耳にした。
災害発生時に「今起きていること」「この後やるべきこと」の情報が届くべきところに届いていない現状がある。

言葉が大きな壁となり、欲しい情報を得ることができない状況を改善、深刻な事態を少しでも避けられるよう、タイムリーな情報提供を行い、日本での旅路を安全に安心して楽しんでほしい。そんな想いから生まれたのが「Stay Safe in Japan」だという。

出典:MATCHA

多言語対応、災害情報や医療機関の情報などを提供

主な機能としては、気象庁が地震情報、火山情報、気象特別警報等を発表した際、同ページと「MATCHA」内で情報提供を行うことや位置情報に基づく指定緊急避難場所、外国人患者受け入れ医療機関の情報提供など。

総務省消防庁の協力で災害を「地震・津波」「大雨・台風」「大雪」「火山噴火」「猛暑・その他」に分類し、それぞれの概要、警報・注意報の解説、発生時の対応策のまとめや医療機関の受診方法と注意事項などのコンテンツも提供する。

緊急地震速報通知アプリ「ゆれくるコール」をはじめ、災害情報や防災知識等の情報を様々なデバイスに多言語で配信する「防災クラウド」を提供しているアールシーソリューション株式会社と提携のもと、災害情報を訪日客に提供する。

同ページが活用する「防災クラウド」は地震や津波、噴火、大雨など様々な災害情報を配信できるシステム。情報は英語、中国語(簡体字/繁体字)、韓国語、日本語の5言語に対応し、災害情報だけではなく、防災知識を学ぶコンテンツも用意している。

今後の展開としては、台風情報をはじめ、災害情報の充実を行い、現在提携している企業や自治体ほか、同サービスを必要とする事業者への情報提供も予定しているという。

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