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マリオットがアマゾン「アレクサ」を導入ースマートスピーカーホテル版「Alexa for Hospitality」

投稿日 : 2018.06.20

海外

ホテル関連ニュース

マリオット・インターナショナルがアマゾンのスマートスピーカーのホテル版「Alexa for Hospitality」を今夏にも一部店舗で導入し、今後の導入拡大を予定する。これにより、音楽再生はもちろん、従来フロントに連絡を必要とした予約サービスなどが客室内で機器に話しかけるだけで完結することとなる。

スマートスピーカーで大半のルームサービスが完結へ
マリオットはアマゾンと提携し、スマートスピーカー「アレクサ」を通じて宿泊客へのヴァーチャル・コンシェルジュサービスの提供をはかる。
宿泊客は、同機器により音楽再生はもちろんのこと、ルームサービスのオーダーや清掃、夕食のおすすめやジムの場所・営業時間の確認、SPAの予約などのコンシェルジュサービスを同機器に話しかけるだけで得ることが可能となるという。
これらのサービスは従来、宿泊客が電話を通じてフロントに連絡する必要があったが、より簡単かつ迅速に確保することができることになる。また、ホテルにとっても業務を効率化することで人件費の削減につながるものとなるだろう。

一部店舗からスタートし導入を拡大する予定
同サービスは今夏にも同社が選定するいくつかのマリオットホテルやウェスティンホテルにおいて導入された後、他の同社のホテルやブランドへと順次導入の拡大を予定している。
マリオットは導入にあたり、アップル社のSiriなどとアマゾンのアレクサを比較検討した結果、アレクサの導入を決定しており、今後も他のメーカーの製品を比較した上で、より良い技術の導入の可能性の検討を続ける。

パイロットプログラムへの評判は上々

HotelManamentの報道によると、本格的導入にあたり、アマゾンはウィンリゾート社の「ウィン・ラスベガス」などのいくつかのホテルでパイロットプログラムを実施し試験運用を行った。
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結果、アレクサが導入されている部屋を利用した宿泊客の約90%が「良い」「素晴らしい」などの高い満足度を示し、70%以上が次回宿泊する際には、ぜひ同機器が導入されている部屋を選択したい旨回答したという。
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アマゾンは6月19日から同機器の販売をホテルなどの宿泊施設向けに開始した。同社はすでにアレクサの販売を大規模に家庭向けやビジネス向けに進めているところだが、マリオット以外のホテルとも提携を進めることで今後ホスピタリティー部門へのさらなる販売拡大を見込んでいる。
 

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