三井不動産株式会社および株式会社三井不動産ホテルマネジメントは、「三井ガーデンホテル京都河原町浄教寺」(所在:京都府京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620、167室)を2020年9月28日(月)に開業する
伽藍の再建により寺院と共存したホテルが今秋誕生
出典:三井不動産
同計画は500年以上の歴史のある浄教寺を三井ガーデンホテルと一体開発することで、その伽藍再建を実現する全国的にも極めて稀有な取り組み。近時の人口減少・檀家離れが進む中、同事業は寺院・ホテルという異業種との共生により、「寺院再生」のモデルケースを示すことを目指しているという。同ホテルにおいては、「寺院」との共存を意識した運営を実現する。
「京都河原町」駅に徒歩1分と至近で、昼夜ともに京都滞在を満喫できる四条河原町・先斗町・祇園へ徒歩圏の希少な立地。500年以上の歴史のある浄教寺の、伽藍建替時の歴史的保管物を利用したアートや、朝のお勤め体験等、ハード・ソフトの両面で浄教寺との連携を実現。
レストランには、福岡県で複数店舗を構えるONO GROUPが、ミシュラン掲載店の「僧伽(さんが)小野 一秀庵」の2号店として、県外初出店となる「僧伽(さんが)小野 京都浄教寺」をオープンする。
出典:三井不動産
浄教寺は、1171年頃、平清盛の長男・平重盛を開基とし、1449年に後花園天皇から寺名「浄教寺」を下賜され、豊臣秀吉による洛中寺院整理により1591年に寺町通に移転後、現在まで続く歴史ある浄土宗の寺院。
ホテル開業後は再建された新本堂にて、宿泊者限定で早朝6時30分からの『朝のお勤め体験』や『写経体験』といった体験を実施し、寺院と連携していく予定。また、『朝のお勤め体験』に参加した人限定で、住職に御朱印を記帳することができる予定という。
出典:三井不動産
浄教寺第44世住職 光山公毅住職のコメントは以下の通り。
出典:三井不動産
「『香薫る京都ならではの滞在を』ホテルに連なる伽藍は、約190年前の旧本堂を建て直し、伝統の匠の技に最先端の技術を加え、人々に潤いと安らぎを供する場所となりました。堂内荘厳も伝統と洗練の結晶であり、本尊阿弥陀如来の他、寺宝の浄土曼荼羅や平重盛公像、平家物語所以の琵琶等が現代建築と見事に融け合っています。通常堂内は非公開ですが、日常の充実のために非日常を体感する「佛道修養」をご一緒に体験いたしましょう。皆様と貴重なご縁を結べることを楽しみにしております。」
【同ホテル概要】
所在地:京都府京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620
アクセス:阪急京都線「京都河原町」駅から徒歩約1分
客室数:167室
付帯施設:レストラン(2階)、大浴場(2階)
京都市下京区ホテル展開状況
京都市下京区にはメトロエンジンリサーチによると、宿泊施設が751、部屋数にして20,352室が提供されている。新規開業予定は20施設、部屋数にして3,020室が新たに供給される見込み。
客室数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
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