ジャパン・ホテル・リート投資法人は2020年2月度におけるホテルの運営状況につき、変動賃料等導入20ホテル合計の月次売上高並びにホテル宿泊部門の客室稼働率、ADR及びRevPARを発表した。3月度の現時点での見込みについても言及した。
2月度のRevPARは、前年同月比28.1%の減少
出典:ジャパンホテルリート
2020年2月の訪日外客数は、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により、前年同月比58.3%減となり、東日本大震災直後の 2011年4月に次ぐ過去2番目に大きな減少幅となった。
同投資法人が保有するホテルについては、訪日外国人の大幅な減少に加え、政府からの大規模イベント中止・延期等の要請による各種イベントの自粛、大型テーマパークの営業中止等により、結果として、変動賃料等導入20ホテル合計の2月度のRevPARは、前年同月比28.1%の減少となった。
3月25日現在、変動賃料等導入20ホテル合計の3月度のRevPARは、全国的なイベントの自粛や大型テーマパークの営業中止、さらには諸外国による日本への渡航制限やわが国における海外からの入国制限対象国の拡大等の影響を大きく受け、前年同月比70%弱減少する可能性があると考えているという。
変動賃料等導入20ホテルとは、神戸メリケンパークオリエンタルホテル、オリエンタルホテル 東京ベイ、ホテル日航アリビラ、オリエンタルホテル広島、オキナワ マリオット リゾート&スパ、アクティブインターシティ広島(シェラトングランドホテル広島)、ホリデイ・イン大阪難波、ヒルトン成田、インターナショナルガーデンホテル成田及びホテル日航奈良、イビス東京新宿、イビス スタイルズ 京都ステーション、イビス スタイルズ札幌、メルキュールホテル札幌、メルキュールホテル沖縄那覇、メルキュールホテル横須賀、ザ・ビー池袋、ザ・ビー八王子、ザ・ビー博多及びザ・ビー水道橋。
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