(出典:株式会社Voyageston)
女子旅メディア「土曜日の小旅行」を運営する株式会社Voyagestonは、ミレニアル世代の旅行好き層を対象に「夏の旅行の予定」に関するアンケート調査を実施し、2025年夏の旅行トレンドを明らかにした。
(出典:株式会社Voyageston)
旅先や宿泊先を探す際の情報収集手段については98%がデジタル経由であり、SNSとWEBを併用する検索行動が主流であることが判明した。ショート動画で現地の雰囲気を把握し、WEB記事で詳細を確認する二段階の調査が一般化しており、非デジタル層はわずか2%にとどまった。
さらに、SNS投稿をきっかけに旅行や宿泊、飲食店へ訪れた経験があると回答した人は88%に達し、SNSの体験型投稿が行動の起点となっている実態が明らかとなった。特に友人やインフルエンサーの実録動画は、広告よりも購買意欲を高める効果があるとみられる。
(出典:株式会社Voyageston)
この夏の旅行意向については58%が「行く」と回答していた。「行かない」と答えた42%の理由は主に物価高や仕事の都合であり、感染症を懸念する声はごく少数であった。海外旅行については14.6%が予定しており、円安や航空券高騰といった環境下でも一定の強い需要が確認された。渡航先は韓国、台湾、ベトナムといった近距離アジアが多い一方で、ハワイやスペイン、ロンドンといった長距離路線も根強い人気を見せた。
国内の旅行先については、北海道が13.9%で最多となり、酷暑回避の避暑需要に加え、グルメや絶景を求める声が多く寄せられた。沖縄は13.2%で続き、新規テーマパークの開業を背景に夏のリゾート需要が拡大している。さらに東京や大阪も上位に入り、ライブや推し活、テーマパークを目的とした大都市への旅行需要が伸長している。
静岡(伊豆)、新潟、長野などでは高原避暑や海水浴といった二極化の動きが見られ、福岡や熊本など九州方面も食や温泉を目的とした旅行先として人気が高まった。自由回答では五島列島やハワイ、オーストラリアなど離島やリゾート志向も散見され、全体として「海」「涼」「食」をテーマに、この夏ならではの特別な体験を求める傾向が強まっている。
株式会社Voyagestonは、「行ってよかった」が誰かの「行ってみたい」につながることをビジョンに掲げ、国内最大級の女子旅SNSと女子旅メディアを通じて旅の魅力を発信している。総フォロワー数130万人を超える発信力を強みに、地方自治体や海外政府観光局、宿泊施設、観光関連事業者に向けてコンサルティングやインフルエンサーマーケティング支援、コラボレーションを展開している。