(出典:株式会社令和トラベル)
株式会社令和トラベルが運営する「海外旅行・国内旅行のツアーやホテル予約アプリNEWT(ニュート)」は、全国1,724の自治体を対象に「学んで遊べる親子旅スポットTOP100」を発表した。このランキングは「学びと遊びのバランス」「子供向け観光施設の充実度」「移動のしやすさ」「混雑度の低さ」「安心・安全・サポート制度」の五つの評価軸(各100点満点)を基準とし、令和トラベル独自の調査に基づいて作成されたものである。
(出典:株式会社令和トラベル)
第1位に選ばれたのは福井県勝山市で、合計92点を獲得した。同市には世界三大恐竜博物館の一つに数えられる福井県立恐竜博物館があり、50体に及ぶ恐竜全身骨格を展示している。博物館周辺には「かつやま恐竜の森」や「かつやまディノパーク」など恐竜をテーマとした施設が集まり、発掘体験なども可能である。
第2位には高知県香南市が入り、合計88点を獲得した。中心となるのは高知県立のいち動物公園であり、生息環境を再現した展示を通じて生命の多様性を学べる点が特徴である。園内には遊具や水遊び施設もあり、子どもが一日楽しめる環境が整う。
第3位は神奈川県横浜市で、合計87点を獲得した。カップヌードルミュージアムや三菱みなとみらい技術館、横浜アンパンマンこどもミュージアムなど、徒歩圏内に多彩な施設が集積している点が特徴である。都市型の利便性がある一方で、人気の高さゆえ混雑度は高めである。
(出典:株式会社令和トラベル)
第4位には沖縄県本部町がランクインし、合計86点を獲得した。沖縄美ら海水族館を中心とする海洋博公園やイルカとのふれあい体験が可能な施設が充実し、学びと遊びのバランスが高く評価された。
第5位は長野県軽井沢町で、合計85点を獲得した。自然観察ツアーや絵本の森美術館など、多様な文化体験が可能で、首都圏からのアクセスの良さも魅力となっている。
第6位は栃木県那須町で、合計84点を獲得した。那須どうぶつ王国や那須高原りんどう湖ファミリー牧場など、多様な動物とふれあえる施設が豊富であり、自然と触れ合いながら学びを深められる点が特徴である。首都圏からのアクセスも良好で、広大なエリアに施設が点在しているため比較的ゆったりと過ごすことができる。
(出典:株式会社令和トラベル)
第7位は和歌山県白浜町で、合計83点を獲得した。アドベンチャーワールドをはじめ、動物園や水族館、遊園地が一体となった観光資源が充実している。白良浜の美しい海岸線や科学を体験できる施設も揃い、学びと遊びを同時に楽しめる点が高く評価された。
第8位は愛知県名古屋市で、合計82点を獲得した。名古屋市科学館の世界最大級プラネタリウムや体験型展示、レゴランド・ジャパン・リゾートなど、大規模な学びと遊びの施設が揃っている。都市の中心に位置しアクセスも良いが、混雑度は高めである。
第9位は兵庫県神戸市で、合計81点を獲得した。神戸どうぶつ王国やアンパンマンこどもミュージアム、六甲山の自然体験など、子どもが楽しめる施設が都市内外に点在している。新幹線や空港からのアクセスも良好であり、異国情緒ある街並みと多彩な観光資源が魅力である。
第10位は北海道札幌市で、合計80点を獲得した。円山動物園や白い恋人パークなど、北国ならではの体験や食文化を楽しめる施設が充実している。新千歳空港からのアクセスも良く、都市と自然の両方を身近に感じられる環境が整っている。
11位から30位には長崎県佐世保市、北海道旭川市、東京都江東区、静岡県熱海市、大阪府大阪市などが続いた。調査結果全体では、特定のテーマに特化する地域、複合的な体験が可能なリゾート型の地域、都市型で利便性に優れる地域など、さまざまなタイプの「育旅」スポットが示された。いずれの地域も子どもの学びと体験を重視しており、夏休みの旅行先選びにおいて参考となるものである。