(出典:株式会社ハルメクホールディングス)
株式会社ハルメク・エイジマーケティングが運営する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50歳以上の女性を対象に実施したアンケート調査「50歳からのハルメク世代に聞く なんでもランキング」において、「好きな温泉地」に関する結果を発表した。調査は事前調査と本調査の2段階で実施され、全国の50~84歳の女性を対象に、WEBアンケート形式で行われた。回答者数は事前調査が506名、本調査が546名であり、年代ごとの比率が均等になるよう再集計している。
(出典:株式会社ハルメクホールディングス)
ランキングの結果、「好きな温泉地」第1位は大分県の湯布院、第2位は神奈川県の箱根、第3位は大分県の別府であった。湯布院はすべての年代で1位を獲得し、「温泉地の雰囲気が良い」「観光ができる」「情緒や風情がある」といった理由が挙げられた。箱根も全世代で2位となり、「観光ができる」「家族や友人と行った思い出がある」「歴史がある・有名」という点が支持を集めた。別府は60代以上で3位となり、「歴史がある・有名」「観光ができる」「温泉地の雰囲気が良い」という理由が上位に挙げられている。
自由回答では、「街全体が心和む風景を見せてくれる」「湯けむりが上がる街並みが良い」「幼い頃から通っている」といったコメントが多く寄せられた。温泉地としては、群馬県の草津や伊香保、熊本県の黒川、兵庫県の有馬、静岡県の熱海、秋田県の乳頭なども人気が高く、それぞれの地域に特有の魅力や思い出が挙げられた。
(出典:株式会社ハルメクホールディングス)
調査の結果、回答者の96.4%が「好きな温泉地がある」と回答し、温泉地選びにおいては「湯治」や「泉質」よりも、「雰囲気」「情緒」「観光」「思い出」といった“心に残る風景”が重視されていることが明らかになった。ハルメク 生きかた上手研究所の梅津順江所長は、温泉の目的が「体の治療」から「心の治癒」へと変化しているとし、情報過多な時代において、非日常の温泉地で心を取り戻す時間を求める傾向があると分析している。
(出典:株式会社ハルメクホールディングス)
調査を実施したハルメクグループは、50代以上の女性を対象とした雑誌「ハルメク」を発行しており、健康・暮らし・おしゃれ・お金など多方面の情報を提供している。また、通販事業やシニアマーケティングを通じて、シニア世代の生活価値を高めるサービスを展開している。