デジタル旅行プラットフォームであるAgodaは、アジアの旅行者を対象に実施した「2026年トラベル・アウトルック・レポート」の調査結果を発表した。本調査によると、日本の旅行者の32%が「食」を旅行の重要な目的の一つとして挙げていることが明らかになった。これはアジア市場の中でも比較的高い水準であり、日本においても国内外を問わず“食を目的に旅をする”スタイルが定着しつつあることを示している。
(出典:Agoda International Japan 株式会社)
近年、旅行の動機として食体験の存在感は高まっている。アゴダの調査では、食体験はアジアの旅行者にとっての動機づけ要因のトップ3に入り、前年の6位から順位を大きく上げた。目的地選定においてガストロノミーが重要な要素となっており、忘れられない食体験を求めて旅先を選ぶ傾向が広がっていることが示された。
日本市場では、国内旅行においてご当地グルメや旬の食材を求めて地方都市を訪れる動きが拡大している。観光名所を巡るだけでなく、「何を食べるか」を軸に旅程を組み立てる傾向が強まっている。海外旅行においても、ローカルレストラン巡りや話題のダイニング体験など、現地ならではの味覚を楽しむ行程が重視されている。食体験そのものが旅行満足度を左右する要素となっている状況である。
アジア全体では、旅行の主な目的として「食」を挙げた割合が最も高かったのは台湾で47%であった。続いてベトナムが35%、韓国が34%、マレーシアが33%、日本が32%となっている。さらにインドネシアは31%、タイは20%、インドは8%であり、上位8市場においてフーディー・トラベルへの関心の高まりが確認された。
Agoda International Japanのシニアカントリーディレクターである猪飼匡氏は、日本の旅行者にとって食が重要な目的の一つであることが今回の調査で明らかになったと述べている。国内外を問わず、その土地ならではのグルメや食文化体験を重視する傾向が強まっているとしている。Agodaは30万件以上のアクティビティ、600万軒以上の宿泊施設、13万以上のフライトルートを提供しており、これらを組み合わせた予約が可能である。本調査はアジア9市場の3,353名を対象に、2025年10月に実施された。