JTBは、2026年4月25日(土)から5月7日(木)までのゴールデンウィーク期間における旅行動向の見通しを公表した。本調査はアンケート結果に加え、経済動向、観光関連データ、宿泊予約状況などをもとに推計されたものである。対象期間は5月2日(土)から6日(水・振)までの5連休を含むなど日並びの良さが特徴であり、連続休暇を取得しやすい暦となっている。こうした条件も背景に、旅行実施意向は23.4%と前年より2.5ポイント増加した。
(出典:JTB)
総旅行者数は2,447万人で前年比101.9%と推計され、総旅行消費額は1兆2,876億円(同101.1%)となった。このうち国内旅行は2,390万人(同101.7%)と全体の大半を占める。平均旅行予定費用は46,000円で前年を下回り、旅行消費額は1兆994億円(同99.5%)とほぼ前年並みである。

(出典:JTB)
2026年のゴールデンウィークは、5月2日(土)から6日(水・振)までの5連休を中心に、前後の平日を休暇とすることで最大12連休以上の取得も可能であり、組み合わせ次第で長期連休が取りやすい日並びとなっている。このような暦の条件を背景に、29歳以下および30代を中心に旅行意欲が高い傾向が確認されたほか、40代・50代でも前年より増加している。また旅行時期については「GWとその前後に行く」が16.7%、「GW前後のみ」が10.1%となり、休暇取得の柔軟化に伴い旅行時期が分散する傾向がみられる。旅行を控える理由としては「混雑」「費用の高さ」「家計事情」が上位に挙げられた。旅行内容に関する意識では遠方志向や支出拡大の意向は減少し、旅行日数や頻度を増やす回答も減少している。一方で今後の物価上昇を見据え、早期に旅行を検討する回答は増加している。
(出典:JTB)
国内旅行においては、旅行日数の短期化が確認されている。最も多い日数は1泊2日で39.9%と前年から増加し、2泊3日や3泊4日はいずれも減少している。出発日は5月2日が最多であり、連休後半に集中する傾向がある一方、4月下旬の早期出発も一定割合存在する。混雑回避を目的とした分散化の動きも見られる。
(出典:JTB)
旅行先は関東が21.0%で最多であるが、前年より減少している。近畿も同様に減少し、代わって甲信越、東北、東海といった地域が増加している。居住地域内での旅行割合も多くの地域で上昇しており、域内移動の比率が高まっている。旅行先選定理由としては「行きたい場所がある」が最多であり、「自家用車やレンタカーで行ける」「帰省先である」が続く。
旅行目的は「家族と過ごす」が28.5%で最も多く、「食事」「休養」などが続く。同行者は子ども連れの家族旅行が最多で、夫婦のみの旅行も増加している。交通手段では自家用車が54.6%と最も多く、鉄道利用は減少している。宿泊施設はホテルが最多であるが減少し、実家や親族宅の利用は増加している。費用分布では2万円未満の割合が増加している。
(出典:JTB)
海外旅行は57.2万人(前年比108.5%)と増加し、平均費用は329,000円(同102.2%)となった。旅行日数は3泊4日が最多であるが、4泊以上の割合も増加している。渡航先は韓国、台湾などが上位を占め、アジア地域が全体の約8割を占める。一方で、北米や欧州など遠距離方面も増加している。