共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングは、2025年3月7日から3月12日にかけて、全国の20代から60代の男女約1000名を対象に「旅行費の高騰と旅行機会に関する調査」を実施した。
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング)
調査の結果、旅行にかかる費用が高騰していると感じている人は全体の約8割に上ることが明らかとなった。「非常に上がった」と回答した人が46.5%、「やや上がった」と答えた人が30.5%に達し、多くの人々が旅行費の上昇を実感している。これを受けて、旅行頻度にも変化が表れており、国内旅行を「減らした」と回答した人が28.6%、「少し減らした」と答えた人が12.5%であり、合わせて41.1%の人が回数を減少させている。また、海外旅行に関しては「減らした」との回答が34.1%、「少し減らした」が4.8%であり、合計で38.9%が旅行頻度を抑えていることが分かった。
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング)
インバウンド需要の増加による影響について尋ねたところ、観光地の混雑を「以前より混雑を強く感じる」と答えた人が37.3%、「多少混雑を感じる」が27.4%であり、64.7%が混雑を実感していた。また、価格上昇を感じる旅行費の内訳については、「宿泊費」が55.1%と最も高く、次いで「飲食費」が48.0%、「交通費」が24.8%となっていた。
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング)
近年3年間の旅行頻度に関する調査では、国内旅行において「ほとんど行かない」が37.6%であった一方、「年に4回以上」が14.0%、「年に2~3回」が21.8%、「年に1回程度」が19.3%となっており、過半数の55.1%が年1回以上国内旅行に出かけていることが見てとれる。これに対して海外旅行では「ほとんど行かない」が82.1%と圧倒的に多く、年代別に見ても全ての世代で7割以上が該当していた。
(出典:株式会社ロイヤリティマーケティング)
また、旅行費の高騰を背景に、費用に対して節約を意識している人は全体の約6割にのぼった。具体的な節約手段としては、「交通手段を安いものにする」が35.5%、「観光地での支出を減らす」が28.3%、「宿泊施設のグレードを下げる」が27.2%であった。宿泊施設の選び方についても「変わらない」と答えた人が57.3%を占めたものの、「格安ホテルを選ぶようになった」とする人が38.4%に上った。
詳細はこちら(「Pontaリサーチ」調べ)