急速な訪日外国人観光旅行者の増加も一因として、一部の地域においては、地域住民や訪問する旅行者の間で、混雑やマナー違反などの課題への関心が高まっている。いわゆるオーバーツーリズムの問題に関連して、8月23日(金)第1回「持続可能な観光指標に関する検討会」を開催する。
国際基準に準拠した日本版「持続可能な観光指標」
観光庁においては、昨年6月に「持続可能な観光推進本部」を設置し、同本部において国内外の先進事例を整理するとともに、今後の取組の方向性について検討し、その検討結果を本年6月に報告書「持続可能な観光先進国に向けて」としてとりまとめたところ。
同報告書において、今後の取組の方向性のひとつとして、各地方自治体や観光地域づくり法人(DMO)が多面的な現状把握の結果に基づき持続可能な観光地経営を行うよう、国際基準に準拠した「持続可能な観光指標」を開発・普及することとしている。
このたびの検討会では、国際基準に準拠した日本版「持続可能な観光指標」の開発・普及に向けた検討を行う。
【第1回「持続可能な観光指標に関する検討会」開催概要】
日時:2019年8月23日(金)15:00~17:00
場所:経済産業省別館
議題:日本版持続可能な観光指標に係る課題の整理 等
委員には観光庁や有識者のほかに、当事者の自治体として京都市と鎌倉市が参加する。
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