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JNTO発表:2025年12月の訪日外国人数は361万7,700人 12月として過去最高、年間では4,200万人を突破し過去最多を更新

投稿日 : 2026.01.22

指定なし

観光庁/JNTO

インバウンド

公的機関ニュース

(出典:JNTO

日本政府観光局(JNTO)が発表した2025年12月の訪日外国人数は3,617,700人となり、前年同月比3.7%増となった。12月としては過去最高を更新し、スクールホリデーやクリスマス、年末年始に合わせた旅行需要の高まりが多くの市場で確認された。特に、12月下旬にかけて学校休暇が始まる市場が多く、休暇取得時期と重なったことが訪日需要を押し上げた。前月の11月は3,518,000人であったことから、月次では約9万9千人増加しており、年末に向けて訪日需要が一段と高まった形である。2025年の年間訪日外国人数は42,683,600人に達し、前年比15.8%増となった。年間で初めて4,200万人を突破し、過去最高であった2024年の36,870,148人を580万人以上上回り、年間ベースでも過去最高を更新した。

JNTOの資料を基に作成)

国別・地域別に見ると、韓国からの訪日客数は974,200人で前年同月比12.3%増となり、単月として過去最高を記録した。継続する訪日旅行人気に加え、金浦~関西、仁川~関西間の増便など航空座席数の増加や、大学生を中心とした訪日需要の高まりが押し上げ要因となった。台湾は588,400人で同19.8%増となり、台南~熊本、台南~那覇間の新規就航、台北桃園~新千歳間の増便など地方路線を含む航空座席数の拡充を背景に、12月として過去最高を更新した。一方、中国は330,400人で同45.3%減となった。訪日需要が落ち着く時期であることに加え、中国政府による日本への渡航注意喚起や航空便の減便などの影響を受け、前年同月を大きく下回る結果となった。

東南アジア市場では、マレーシアが100,600人で前年同月比40.4%増、タイが174,000人で同18.6%増となり、年末休暇を見据えた旅行需要の高まりが反映された。特にタイでは、三連休や2026年年始に祝日が追加されたことによる長期休暇に加え、バンコク~仙台間の復便や羽田・成田・関西への増便が訪日客数の増加につながった。フィリピンは115,600人で同6.5%増となり、スクールホリデーやマニラ~新千歳間の復便が寄与した。インドネシアは81,700人で同8.9%増、ベトナムは43,700人で同9.1%増となり、いずれも航空座席数の増加や継続する日本人気を背景に、12月として過去最高を記録した。

欧米豪市場では、米国が270,700人で前年同月比13.5%増となり、航空座席数の増加や12月下旬から始まったスクールホリデーの影響により、12月として過去最高を更新した。カナダは57,200人で同18.5%増、英国は34,600人で同14.1%増、フランスは26,000人で同25.5%増、ドイツは20,400人で同29.3%増となり、いずれも経由便の多様化や休暇期需要を背景に堅調な伸びを示した。中東地域は17,400人で同38.4%増、北欧地域は13,300人で同25.1%増となり、直行便数の増加や各国のスクールホリデーの影響を受け、複数の市場で12月として過去最高を記録した。

12月の動向を総合すると、東アジア、東南アジア、欧米豪を中心に幅広い市場で訪日需要が拡大し、年間累計では20市場が過去最高を更新した。JNTOは、第4次観光立国推進基本計画で掲げる「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の実現に向け、市場動向を綿密に分析しながら、戦略的な訪日旅行プロモーションを進めていくとしている。12月および年間を通じて高水準を維持したことから、訪日市場の裾野拡大と地域分散が引き続き進展している状況が示された。

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