JNTOによると、2019年9月の訪日外客数は、前年同月比5.2%増の227万3千人。前年同月の216万人を約11万人上回った。ラグビーW杯2019日本大会の開催で、欧米豪市場の訪日外客数が前年同月に比べ7万7千人増加。韓国市場が前年同月比58.1%減となる中、日韓では観光文化交流の取り組みも。
改善を見せない日韓関係を踏まえて、韓国市場は2018年9月の479,733人から2019年9月の201,200人へと58.1%の大幅な減少を示した。
また、中国市場及び東南アジア市場において引き続き訪日外客数が堅調に伸びていることが、訪日外客数の増加に寄与した。加えて、2018年9月は台風第21号や北海道胆振東部地震の影響を受けた月であったことも、前年同月を上回る一因となった。
市場別では、英国で単月として前年同月比84.4%増の49,600人となり、過去最高を記録した。
また、フィリピンも前年同月比52.5%増の37,800人となった。
さらに、混乱が続いていた香港では155,900人なり、前年同月比で23.6%増と、8月の前年同月比4.0%減から増加傾向を取り戻した。
日韓の観光文化交流への影響が懸念される韓国だが、「2019 慶州世界文化エクスポ」が現在、2019年10月11日(金)~11月24日(日)の期間で開催中。
また、「ツーリズムEXPOジャパン2019大阪・関西」2019年10月26日(土)10:00~18:00、10月27日(日)において、韓国からも地方自治体や医療機関、ホテル、免税店などが参加し、最新の韓国観光情報を届ける。
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