日本の夏は祭りなしには語れない。博多祇園山笠は、毎年7月1日~15日早朝にかけて行われる博多伝統の祭。福岡市街各地には「飾り山笠」や「舁き山笠」が飾られ、最終日15日の「追い山笠」で男たちが約1トンの山笠を舁いて町を駆け抜ける。
博多を男たちが駆け抜ける7つの「流(ながれ)」
出典:博多祇園山笠振興会
以前は高さが15、6メートルあった山笠を舁いていたが、明治時代に電気の普及による電線の敷設のために実際に動く「舁き山笠」と展示用の「飾り山笠」に分化した。
2016年ユネスコ無形文化遺産にも登録されている。伝統的に女人禁制の祭で、山笠期間中は「胡瓜」を食べてはいけないなどの禁忌があるという。
同祭りは以下のスケジュールで行われる。
7月1日(月) 飾り山一般公開
7月1日(月) お汐井取り(当番町)
7月 9日(火) 注連(しめ)下ろし、ご神入れ、お汐井取り
7月10日(水) 流舁き
7月11日(木) 朝山
7月11日(木) 他流舁き
7月12日(金) 追い山ならし
7月13日(土) 集団山見せ
7月14日(日) 流舁き
7月15日(祝) 追い山
福岡市は、同祭りの宣伝のために、「博多祇園山笠宣伝隊」として台湾(台北市内)に表敬訪問及び街頭宣伝を実施するなど海外でのプロモーションにも力を入れている。
また、公式サイトでは博多祇園山笠バーチャルリアリティ映像を多言語(英、中、台、韓)で公開するなど、インバウンド広報に力を入れているのがわかる。
福岡市博多区ホテル展開状況
来場者数300万人と全国トップクラスの人気を誇る同祭り。
福岡県福岡市博多区の櫛田神社を中心に市内の各所で行われる。
出典:博多祇園山笠振興会
メトロエンジンリサーチによると、福岡市博多区には宿泊施設が261、部屋数にして22,596室が提供されている。新規開業予定は22施設、部屋数にして3,508室が新たに供給される見込み。
客室数トップ20は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
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