日本の空の玄関口、成田空港や拡張を予定する東京ディズニーリゾートなどを有する千葉県。千葉県内のホテル開発を各市の部屋数/施設数のランキングにて増加率とともにお送りする。
トップは浦安市、2位千葉市、全体的に開業は分散
メトロエンジンリサーチによると、千葉県内のホテル開発は客室数にして4,789室、施設数にして31が新たに供給される見込み(既存の客室数から8.0%増)。
客室数でトップとなったのは東京ディズニーリゾートが所在する浦安市で新規開業予定は1,251室/4施設(同10.7%増)。大規模拡張を東京ディズニーリゾートが予定していることもあり、オリエンタルランドが新たなディズニーホテルの開発を予定するなど新規開業計画が相次いでいる。
続いて、県庁所在地の千葉市が2位となり、新規開業予定は836室/9施設(同8.6%増)となった。アパホテルやリブマックスなどのビジネスホテルが千葉駅前に開業を予定する。
既存の客室数で浦安市、千葉市についで3位となっている空港が所在する成田市では羽田空港周辺で激増する新規ホテル開業とは対照的に新規開業予定は確認できなかった。
他方で3位に入ったのは、成田市の西隣の印西市で、新開業予定は709室/2施設で東横インとルートインが新規開業を予定、客室数を倍増させる見込みだ(既存施設は321室/5施設のみ)。
そのほか「柏の葉スマートシティ」を推進する柏市が、391室/4施設(同18.5%増)で激増を予定。ファーストキャビンなどのカプセルホテルが増加見込みだ。
また、袖ヶ浦市では東横インが300室を超える大規模施設を開業予定。
さらに、市川市、香取市、習志野市、勝浦市、木更津市など多くの市で新規開業予定があり、東京湾を中心にしつつ他県に比べて開業地が分散しているのが千葉県の特徴と言えそうだ。
(紫色のハウスマークが新規開業予定施設)
出典:メトロエンジンリサーチ
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