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浜松でドーミーインが進化型カプセルホテルを6月12日(火)開業

投稿日 : 2018.06.11

静岡県

新規ホテル情報

ビジネスホテル「ドーミーイン」などを運営する共立メンテナンスは、進化型カプセルホテル「global cabin浜松」を明日6月12日に開業することを発表した。同社の事業展開を浜松市のホテル状況と合わせてレポートする。

進化型カプセルホテル「global cabin浜松」
共立メンテナンスの本日6月11日の発表によると、ドーミーインの進化型カプセルホテル「global cabin浜松」が6月12日に開業する。
同ホテルは、男性と女性の各専用のキャビン(プライベートスペースを完備した進化型カプセルルーム)タイプの客室をリーズナブルな価格で提供することをメインに、通常客室も7室提供する。
JR東海道本線「浜松駅」より徒歩約8分、遠州鉄道「新浜松駅」より徒歩約5分の好立地にあり、ビジネスと観光の顧客の双方に対応する。
ドーミーイン人気の朝食は、親しみのある「コッペパンサンド」「いなりずし」をはじめとした軽朝食を用意している。
またサウナ付きの大浴場でゆっくりと旅の疲れを癒すこともでき、内風呂や檜風呂、シルキー風呂も男女別で完備した大浴場がアピールポイントだ。

進化型カプセルホテル「キャビン」イメージ

 

出典:共立メンテナンス

 

同ホテル概要

所在地 :〒430-0933 静岡県浜松市中区鍛冶町100-1 ザザシティ浜松中央館3F
電話  :053-451-5489
オープン:2018年6月12日(火)
料金  :開業記念価格 ¥4,000(軽朝食付・税別)~(※2018年7月末まで)
室数  :キャビンタイプ159床(男性専用135床、女性専用24床) 通常客室 7室
URL    :https://www.hotespa.net/hotels/gc_hamamatsu/

浜松市初の「カプセルホテル」
ヤマハや河合、ローランドなどが集う音楽楽器の街で、スズキやホンダの創業の地でもある産業都市浜松はビジネス客はもちろんのこと、近年工場見学などの産業観光も人気を集めるようになってきている。
メトロエンジンリサーチによると、同市では136の宿泊施設があり、7,095部屋が提供されている。
カテゴリー別ホテル数では、

浜松ホテルカテゴリー別数

出典:メトロエンジンリサーチ

上記の通り、ビジネスホテルが28軒、旅館が24軒などとなっている。シティホテル(7軒)やリゾートホテル(5軒)も比較的多く展開しているのは、産業都市として企業の国際会議が多く行われているためである。(その他未分類:59軒)
メトロエンジンリサーチでは浜松市内では、カプセルホテルが確認できず、同ホテルの開業が浜松市内では初のカプセルホテルとなり、その点競合は存在せず、マーケティングとしては適切なものであったと言えるだろう。

共立メンテナンスー給食から寮、ホテルへ
共立メンテナンスは、ドーミーインで知られているが、1979年に千葉県松戸市で設立された際には給食事業からスタートしており、ホテルの朝食など食事へのこだわりに生きている。そこから学生寮や社会人寮に事業を拡大し、ドーミーイン第一号を出店したのは1993年のことである。その後、老人ホームなどにも事業展開を広げている。2015年には初の海外出店としてソウルに「プレミアムソウル カロスキル」を出店している。

出典:共立メンテナンス

上記の通り、セグメント別の売上構成(2018年3月)では、ホテルと寮事業が二本柱となっており、そのほかマンション、施設管理、食品、高齢者向け事業など幅広い展開をしていることがわかる。

ビジネスホテルとしてはドーミーインプレミアムを中心に20,000〜2,5000円の比較的高級価格帯で人気を集める同社が、4,000円〜のカプセルホテルとしては比較的高級志向に位置する「進化型カプセルホテル」をどう展開するか。
幅広い業種で事業展開を見せてきた同社がどのような進化を浜松で見せるのか、注目が集まっている。

同ホテル大浴場イメージ

同ホテル朝食イメージ

出典:共立メンテナンス

 

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