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白馬岩岳で空き家や後継者不足の旅館を活用した街並みづくり

投稿日 : 2019.08.06

長野県

新規ホテル情報

自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社は、古民家などをリノベ・活用し、白馬ハムの工房兼直売所、パン屋や宿泊などの機能を備える複合施設「haluta」を順次開業。また、高級古⺠家リゾート施設「旅籠丸八 壱番館・弐番館」に次いで、「旅籠丸八 参番館」の開業が決定した。

好評につき、高級古⺠家リゾート施設「旅籠丸八」も拡大へ


出典:自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社

白馬岩岳エリアは1980年代終わりから1990年代初めのスキーブームにかけて、150軒ほどの宿泊施設が軒を連ねていた。

しかし、当時開業した経営者も現在は高齢となり、後継者・人手不足などの課題を抱え、2019年には宿泊施設が80軒近くにまで減少し、街並みの閑散化が進むようになった。

こうした背景から、岩岳街並み活性化株式会社は、白馬岩岳エリアの空き家や廃業を考えている宿泊施設など既存の建屋をリノベーション・活用し、自然資源と伝統的景観を守りつつ、街並みを一体的なリゾートとして地域の価値を高め、「訪れたい街」へと再生させるべく、ALL信州観光活性化ファンド、NECキャピタルソリューション株式会社、白馬岩岳観光協会、FUNNY株式会社、白馬観光開発株式会社によって共同で2018年に設立された。

2018年12月22日には、日本情緒あふれる古⺠家などを再利用した高級古⺠家リゾート施設「旅籠丸八」を開業。2019年2月には早くも稼働率が80%近くに達するなど、訪日外国人を含め、リゾート施設としての認知を拡大している。

そしてこの度、さらなる活性化へ繋げるため、「旅籠丸八」が並ぶ北アルプスからの清冽なせせらぎが流れる桜並木通り沿いに「白馬ハム」工房兼直売所や株式会社ハルタを長野県上田市より誘致し複合施設「haluta」を新たにオープン。同施設には、2階にバストイレ付き宿泊施設(全8部屋)を設ける。

また、「旅籠丸八 参番館」を新設し、より多くの人々に白馬の魅力に触れてもらう機会を創出。改装したメゾネットタイプ1室と2階3室の計4部屋を用意する。

出典:自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社

【同施設 概要】

・施設名:「白馬ハム」
住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城字クネ11014番地1
開業日:8月下旬(予定)
営業時間:10時~17時 ※時期により変動あり
料金:あらびきウィンナー(3本入)620円、チョリソー(3本入)620円、ポークハム(1本)1,080円、ボロニアソーセージ(1本)980円(予定)※全て税別

・施設名:「haluta」
住所:長野県北安曇郡白馬村北城10846
開業日:12月中旬(予定)
施設概要:石風呂ミスト浴、パン屋、カフェ、宿泊施設など

・施設名:「旅籠丸八 参番館」
住所:⻑野県北安曇郡白馬村北城11032 ※クラブハウス「庄屋丸八」の住所。
開業日:12月中旬(予定)

⻑野県北安曇郡白馬村ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、白馬村には宿泊施設が716、部屋数にして8,288室が提供されている。

白馬エリアでは、森トラストが「(仮称)白馬咲花計画」にて、外国人にも人気の高い和田野地区、長野オリンピックの会場にもなった「白馬八方尾根スキー場」の咲花ゲレンデに面している立地に、スキーイン・スキーアウトが可能なラグジュアリーホテルの開業を2022年までに計画している。

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