12月18日、全国知事会の飯泉会長(徳島県知事)らは西村経済再生担当相とテレビ通話にて会談し、GoToキャンペーンや飲食店への時短要請について意見を交わした。
飯泉会長は、今月28日から来月11日まで全国一律停止が決定している政府の観光需要喚起策「GoToトラベル」事業について、再開や延長の条件を明かすよう政府に要望した。さらに再開については全国一斉解除とするのではなく、感染状況を考慮し地域ごとに段階的に行うべきではないかと提案する場面もあった。
会長は全国一斉に停止とする今回の措置について「英断だ」としながらも、知事らの中で「感染が少ない地域に対しても停止は厳しい」といった声があったことも紹介。また、現在11日までとなっている停止期間について「再開時期を延長する場合は事前に通達してほしい」と西村担当相に意見している。
西村担当相からは、特に感染者が高止まりしている地域に対し、飲食店に対する営業時間短縮を拡大してほしいとの要望が出された。要請に応じない飲食店に対しては見廻りを行い注意喚起を行うなど、具体策についても触れていた。また、年末年始の帰省について住民には慎重に検討するよう呼び掛けてほしいと提案している。
西村担当相は「多くの企業が休業する年末年始の時期は集中的な対策に最も効果的なタイミングだ」と述べ、この期間に感染対策を集中しコロナを封じたいという考えを示した。