大和ハウスグループのダイワロイヤル株式会社は、10月1日(月)、東京臨海副都心エリアにおいて、「ダイワロイネットホテル東京有明」を開業した。2020東京五輪に向け巨大開発プロジェクトが進む東京都江東区有明のホテル展開状況を合わせてお送りする。
出典:大和ハウス工業
ダイワロイネットホテル東京有明
ダイワロイヤルは、「ダイワロイネットホテル東京有明」を全国で48ヵ所目、東京都内では4ヵ所目の同社ホテルとして開業した。
同ホテルは、地上17階建てで、総客室数はダイワロイネットホテル最多の368室を誇る。客室は、全室浴室・トイレ別で21.5㎡以上と広めの客室とした。
1~2階には、商業施設「ジャガー・ランドローバー東京ベイ有明」やレストラン2店舗、コンビニエンスストアが併設。また、2階には宿泊の顧客や近隣の顧客など、誰でも利用できるボルダリングウォールがあるトレーニング施設「VILLARS Climbing(ヴィラーズ・クライミング)有明店」も同日にオープンした。
出典:VILLARS Climbing(ヴィラーズ・クライミング)有明店
同ホテルへは、ゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)「有明駅」・東京臨海高速鉄道りんかい線「国際展示場駅」より徒歩1分で、東京駅や羽田空港へも好アクセスの場所に位置し、ビジネスユースだけではなく、観光利用のファミリー層まで、幅広い顧客をターゲットとする。
住所:東京都江東区有明3-7-3
料金:13,000円~61,000円
東京都江東区ホテル展開状況
東京都江東区にはメトロエンジンリサーチによると、宿泊施設が44、部屋数6,983が提供されている。
同区内の部屋数トップ10は以下の通り。
出典:メトロエンジンリサーチ
開業した同ホテルは368室で6位となった。
また、同区内では新規開業予定施設は11あり、部屋数にして3,299と約1.5倍に激増する見込み。
特に注目なのは、住友不動産の「(仮称)有明北3-1地区(3-1-B・C街区)計画」(シティタワーズ東京ベイ)でホテル・サービスアパートメントとして800室、1,539邸のタワーマンション、8,000人収容のイベントホールを含む巨大施設となる予定で、2020年3月には一部施設がオープンする見込み。同プロジェクトは国家戦略特区認定事業として進められている。
江東区の中でも、同ホテルが所在する有明は東京五輪の会場が置かれる開催地の中心部となっており、都内でも最も激しい建設ラッシュが起きている。