株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリアは14日、休業中のカプセルホテル「東京銀座BAY HOTEL」(東京都中央区)を閉店すると発表した。
同社は、同じく休業中だった「東京駅前BAY HOTEL」(東京都中央区)と「田町BAY HOTEL」(東京都港区)を2020年12月に閉店している。
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化することに伴い、都心の宿泊需要は低調に推移している。7月12日に4度目の緊急事態宣言が発出され、さらに東京五輪においても首都圏での無観客開催が決まった。
これを受けて、同社は都心の宿泊需要の回復には時間が掛かると見込んだ。営業の再開は困難と判断し、今回の決定に至ったという。閉店決定による業績への影響は現時点では軽微としている。
同社はかつては大手コンビニエンス事業を中心としていた。首都圏のコンビニ店数が飽和状態に達したことから、2017年にホテル運営を軸にした業態に転換。現在は千葉県の京葉地区湾岸エリアを中心とした首都圏を中心に事業を拡大している。
株式会社CVSベイエリア:ホテル施設の閉店及び特別損失の計上に関するお知らせ