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クルーズ船「にっぽん丸」に続き「飛鳥II」も運航再開予定 船内感染の防止が課題

投稿日 : 2020.10.29

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新型コロナウイルスの感染拡大で途絶えていた国内クルーズ船の運航が再開された。観光客を乗せたクルーズ船の運航は2月以来。

出典:にっぽん丸

横浜港に停泊した「ダイヤモンド・プリンセス」、長崎港に停泊した「コスタ・アトランチカ」で新型コロナ集団感染が起きた2月以降、国内でのクルーズ船運航は全面的に中止されていたが、運航を再開した。

第1号となったのは商船三井客船の「にっぽん丸」。10月25日に愛媛県の新居浜港を出港し、長崎県の佐世保港に26日寄港。観光客はハウステンボスや九十九島を訪れ、27日午後に新居浜港に戻った。

船の定員530人に対し、乗客は約200人、乗員は約100人に限定し、事前のPCR検査に加えて乗船時の体温チェックと健康質問票の提出が義務付けられた。また、ビュッフェ形式の食事の中止、設備の清掃・消毒の徹底、全客室に外部からの新鮮な空気が供給されるよう1時間に約6回の換気を行うなど新型コロナの感染防止対策が取られた。

「にっぽん丸」に続き、郵船クルーズの「飛鳥II」も運航を再開する。11月2日に横浜港を出て、静岡県の清水港に入港、3泊4日の船旅を予定している。船会社は安全な船旅に注力するとして、運航再開に先立ち船内に感染者が発生した想定で訓練を実施。患者の隔離や搬送の手順などを確認した。

新型コロナウイルス感染症によって大きくダメージを受けたクルーズ業界。「3密」になりやすい船内の感染対策が課題であるが、国土交通省も旅客施設の感染対策に財政支援する方向で検討を始めた。乗客らを分ける仕切りや体温検知器、体調不良者の待機場所となる医療用テントの整備費用を補助するとしている。

なお、海外のクルーズ船による日本寄港は再開のめどが立っていないが、政府は来春以降の再開を目指して国際ルールづくりを働きかけている。

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