(出典:東急株式会社)
東急株式会社は、北海道と食産業の振興や観光振興などを通じた地域活性化を目的とした包括連携協定を5月8日(木)に締結した。
同社グループは、これまで北海道において交通・ホテル・不動産・百貨店などさまざまな事業や社会貢献活動を行ってきた。今回、北海道の強みである「食」および「観光」の分野におけるさらなる連携の実施や協力体制の構築を行うことを視野に入れ、本協定の締結に至った。
本協定に基づいて、北海道とこれまで以上に積極的な議論を進めていき、道産食品の販路拡大やそれに伴う食産業の振興、道内観光を中心とした地域の活性化、さらに双方が必要と認めるその他の取り組みについて、今後積極的に推進していく方針である。また、本協定を踏まえて、相互の知識、経験および能力を活用した連携の取り組みなどを行うことで、北海道および同社の持続的な発展と創造を目指していく意向である。
北海道と今後検討する主な事項として、道産食品の販路拡大など食産業の振興に関する取り組みでは、北海道物産展の展開強化や、ワインと食の商談会の開催による道産食品の販路拡大を検討している。また、東急百貨店や東急ストアのバイヤーなどが参加する道産食品の取引商談会や相談会を通じて、道産食品の発掘・磨き上げを図る。さらに、フード塾やワインアカデミーの受講生に対して、マーケティング機会を提供するなどの人材育成にも取り組む方針である。
道内観光など地域振興に関する取り組みについては、東急百貨店やホテルなどで開催される物産展・フェアにおいて、観光PRを実施する計画である。また、関連旅行商品の販売や、ツアーにおける道産ワインと道産食材の提供を通じて、ワインツーリズムの推進にも取り組む。さらに、同社グループのホテルなどにおいて、北海道の施策により選定・認定された高品質な商品の展示・販売を行うことで、道産製品のPRを強化する意向である。