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亀岡市と茨木市の観光連携が150日:広報誌送客や体験型ツアーで交流拡大

投稿日 : 2026.01.22

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(出典:亀岡市

京都府亀岡市は、大阪府茨木市と2025年8月20日に締結した「広域観光連携協定」から2026年1月17日で150日を迎えた。両市は協定を通じて観光振興を目的とした連携を進めており、広報誌での相互送客や体験型ツアーの実施など、官民一体の取り組みが展開されている。

(出典:亀岡市

2025年11月には、それぞれの広報誌に両市の観光施設に関する割引クーポンを掲載し、400名以上の相互送客を達成した。茨木市民による亀岡市の湯の花温泉(日帰り入浴)の利用者は約300名、亀岡市民による茨木市のダムパークいばきた(吊り橋利用)は115名に上った。行政が自市の広報誌で他市の観光施設を紹介するという異例の構成が、両市民の往来を促進する結果となった。

(出典:亀岡市

亀岡市と茨木市は隣接しているが、これまで観光目的で両市を周遊する人は多くなかった。今回の連携は、亀岡市の「歴史・文化・自然」と茨木市の「アクティブ・体験」という相互補完的な観光資源を結びつけ、新たな広域周遊ルートを形成することを目的としている。両市はそれぞれの魅力を生かしながら観光客の増加と交流人口の拡大を図っており、協定によって地域の新たな関係性が生まれつつある。

(出典:亀岡市

官民連携の動きも進んでいる。株式会社博文社が企画・主催する体験型サスペンスツアー「ゼロ磁場の封印〜湯けむり開運バスツアーはずが…まさかの事件で全員容疑者!?〜」が、両市の後援のもとで実施された。参加者は1泊2日でミステリー小説の登場人物となり、亀岡市の丹波亀山城跡や湯の花温泉、茨木市の安威川ダム・ダムパークいばきたを巡りながら謎解きを楽しんだ。今後は、より没入感を高めたバージョンアップ版の展開も予定されている。

(出典:亀岡市

桂川孝裕亀岡市長は、「広報誌を通じてお隣の市への関心が確実に高まり、民間から新たなツアーが生まれたことは官民連携の理想的な形である」と述べている。市は今回のツアーを後援し、その効果を検証しており、今後も「環境先進都市」を目指す取り組みと並行して、観光資源や食文化を活かした持続可能な広域観光まちづくりを推進していく方針である。

(出典:亀岡市

亀岡市は京都府の中央部に位置し、JR京都駅から快速で約20分とアクセスが良い田園都市である。秋から春にかけて発生する幻想的な「丹波霧」でも知られ、豊かな自然が育む「亀岡牛」は“幻の和牛”として知られている。2025年に市制70周年を迎え、2026年8月からは「全国都市緑化フェアin京都丹波」の開催を控えており、今後も観光都市としての注目が高まっている。

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