観光庁は、宿泊旅行統計調査の2019年6月(第2次速報値)及び2019年7月(第1次速報値)の調査結果を取りまとめた。
6月7月ともに前年同月比を上回る、外国人は9%超の増加
出典:観光庁
2019年6月の延べ宿泊者数(全体)は、4,196万人泊で、前年同月比+1.3%であった。また、7月の延べ宿泊者数(全体)は4,903万人泊で、前年同月比+4.0%であった。
日本人延べ宿泊者数は、6月は、前年同月比-0.5%で3,342万人、7月は前年同月比+2.8%で3,909万人。
外国人延べ宿泊者数は、6月は、 855万人泊で、前年同月比+9.3%、6月としては調査開始以来の最高値であった。また、7月は前年同月比+9.1%で994万人となった。
6月、7月ともに客室稼働率は前年同月を上回る
出典:観光庁
2019年6月の客室稼働率は全体で60.3%で前年同月比+0.8%あった。また、7月は全体で63.7%で同+1.9%と好調となった。特にリゾートホテルや旅館が好調となった。他方でシティホテルや簡易宿所では微減となった。
大阪府がトップ、東京都はやや減少、埼玉県が躍進
都道府県別では6月、大阪府が81.2%(前年同月比+5.4%)でトップで、リゾートホテル、シティホテル、簡易宿所のカテゴリー別でも首位となった。
2位は東京都で77.3%、同-2.2%と減少した。
3位は福岡県で71.7%(同+1.2%)、4位は北海道で71.6%(同+1.4%)。北海道は旅館とビジネスホテルでカテゴリー別の首位となった。
5位は埼玉県で70.4%、同+8.9%と躍進、話題の映画の影響もあってか注目度が高まり、全都道府県で最大の増加率となった。
以下、6位 愛知県(68.4%)、7位 千葉県(67.3%)、8位 広島県(66.7%)、9位 神奈川県(65.0%)、同9位 京都府(65.0%)
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