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岡山で現代美術アート作家と建築家「A&A」プロジェクト始動

投稿日 : 2019.10.04

岡山県

新規ホテル情報

公益財団法人石川文化振興財団が、岡山に現代美術アーティストとアーキテクトが一つの建築作品をつくる「A&A」プロジェクトの第一弾として2つの宿泊施設「A&Aリアムフジ」と「A&Aジョナサンハセガワ」が2019年10月7日より宿泊をスタートする。木材利用による地方創生にも期待がかかる。

「A&Aリアムフジ」、CLT活用

「A&Aリアムフジ」は、NYをベースに制作活動を行っているアーティスト、リアム・ギリックと、日本の建築設計事務所・MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの両者によって誕生。

岡山産の巨大なヒノキ集成材CLTを田の字に組んだフレームを建築の主要なマテリアルに起用し、シンプルながら立体的で複雑な空間となっており、特別な時間を楽しむことができる。

CLTはCross Laminated Timberの略で、ひき板を繊維方向が直交するよう積層接着した厚型パネルの呼称。

日本では利用の適齢期を迎えた樹齢50年以上の人工林が過半となっており、伐採して利用し、また新たに植林をする時期にある。しかし、木材を利用した建物といえば住宅が主なものだったが、人口減少や鉄筋・鉄骨住宅の増加などの要因により住宅着工数は長期的にみると減少が予想される。

管理されずに放置される森林ではCO2の吸収能力が減少、スギ・ヒノキによる花粉症、土砂災害の原因になるなどの問題が深刻化している。

CLTは木材の新しい利用法であり、住宅のみならずこれまで木造では建てられてこなかった非住宅と呼ばれる中・大規模や中層の建物への利用が期待されている。

木材の新たな需要や新しい産業分野の創出が期待されるものとして、地方創生の一方策としても大きな期待が寄せられている。

出典:ストライプインターナショナル

「A&Aジョナサンハセガワ」、岡山の「まちに泊まる」

「A&Aジョナサンハセガワ」は岡山の「まちに泊まる」そんな体験ができる宿泊施設。かつて敷地内にあった建物の形状を再現、その間に新しい構造体を1つ挿入した構成を取っている。

天井が低く落ち着いた雰囲気の寝室、庭と一体化した縁側のようなラウンジ、後楽園を臨む展望台のような浴室と、それぞれが全く異なる個性を持った3つの空間を行き来することで、異なる視座からのまちなみや、まちの隙間に入り込む光や風を体感することができるのが魅力のひとつ。

出典:ストライプインターナショナル

「A&A」は、岡山市内の歴史文化ゾーンおよびその周辺に、世界的に活躍する現代美術アーティストと日本人建築家がタッグを組んで宿泊施設を作っていくプロジェクト。建物はすべて1棟建てのプライベートタイプとなっており、今後20年をかけて増えていく予定。

同プロジェクトではディレクターにギャラリストの那須太郎氏(TARO NASU代表)、アドバイザーに建築家の青木淳氏(青木淳建築計画事務所)を迎え、同財団理事長の石川康晴氏がプロデューサーを務める。

9月27日より幕を開けた岡山芸術交流2019をはじめ、多くの国内外ツーリストが豊かな空間体験を通して、芸術への理解と芸術を楽しめる滞在型都市岡山への発展を目指す。

【A&Aリアムフジ 概要】

アーティスト:リアム・ギリック
アーキテクト(建築家):MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
建築情報
構造:木造(CLT工法)
規模:2階建
宿泊者数:最大4名
所在地:岡山市北区天神町9番2-1号
延床面積:104.99㎡

出典:ストライプインターナショナル

【A&Aジョナサンハセガワ 概要】

アーティスト:ジョナサン・モンク
アーキテクト(建築家):長谷川豪建築設計事務所
建築情報
構造:鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造及び木造
規模:2階建
宿泊者数:最大6名
所在地:岡山市北区出石町1丁目6番7−1号
延床面積:1階 141.05㎡(内109.05㎡が宿泊エリア)
2階 50.61㎡(内26.11㎡が宿泊エリア)
※1棟の建物内にこのA&Aプロジェクトとしての長谷川豪建築設計事務所による宿泊エリアと、青木淳建築計画事務所によるギャラリー/飲食エリアがある。

出典:ストライプインターナショナル

岡山市北区ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、岡山市北区には宿泊施設が107、部屋数にして8,309室が提供されている。

新規開業予定としては2019年11月20日にリブマックスがホテルリブマックス岡山WESTを79室で開業予定。

「(仮称) 野田屋町地区市街地再開発事業」において330室のホテルが2024年に開業する見込み。

同区内の客室数トップ10は以下の通り。

出典:メトロエンジンリサーチ

岡山市北区は、市内の4つの行政区の中でも最大で、JR岡山駅、岡山空港、山陽自動車道岡山インターチェンジなどがあり、交通結節点としての中心的機能を担っている。

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