東急ホテルズ株式会社が運営する「横山ホテル東急」が、本格的なトレインシュミレーターを操作できる「みんなで運転士」プランの販売を開始した。
当プランは、鉄道ファンやファミリー向けを狙って企画された。同ホテルでは先月より、客室に電車の運転席を再現したシミュレーター装置が配置された「東急電鉄コンセプトルーム」を設置しており、「みんなで運転士」プランの宿泊客はこの装置を自由に楽しめるほか、東急の旧5000系をモチーフにした特別ディナーコースなどがふるまわれる。また5歳から小学生までの児童がいる場合は、「東急東横線横浜駅の駅長体験」を申し込むことも可能だ。(土曜日の宿泊者のみ)
シミュレーターは東急電鉄8090系で実際に使用されていたマスコンハンドル(電車の加減速を操作する)が搭載されており、モニターに映し出される現実の車窓風景を眺めながら、本物の運転士さながらの乗車体験を味わうことができる。
コンセプトルームには、シミュレーター装置のほかにも、2004年に廃止された東急東横線桜木町駅~横浜駅区間の写真や、当時走行していた9000系の電車の写真、東急旧500系の模型など、鉄道好きにはたまらない展示も。
プラン対象の客室は「「エグゼクティブツイン パークビュー(39.7㎡)」。料金は1室38,500円から。1日1室限定で、8月31日までの販売を予定している。