鹿児島県では、感染対策の基準を満たした宿泊施設に対し、県の認証を示すステッカーを交付する試みを8月26日から開始した。
ステッカー交付の基準となる感染対策には、県が今年7月に策定した112の項目からなるガイドラインが使用されている。
チェック項目には、フロントにアクリル板を設置しているか、客との距離を保てているかなどの基本的な感染対策から、さらには食事や消毒液に関して遵守すべき事項まで盛り込まれている。
認証にあたっては民間の調査員が施設に直接おもむき、ガイドラインと照らし合わせてチェック項目を実践できているか調査する。8月26日時点で県内67の宿泊施設から調査の要望があり、城山ホテル鹿児島と温泉ホテル中原別荘が認定を受けている。
コロナ第5波が広がり、感染力の強いデルタ株が猛威を振るう中、県から感染対策のお墨付きをもらうことは宿泊施設にとっても大きなステータスになるだろう。
一方、感染拡大の影響で県内の小中学校が修学旅行を取りやめ、独自の宿泊割引が停止される中、売り上げが低迷する宿泊施設に対して具体的な支援策を求める声も上がっている。
塩田知事は感染対策認証の短期的な効果に対しては明言を避けながらも、別の支援策については今後検討していきたいとコメントした。
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