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国内旅行の情報収集と予約方法:アプリ利用が進む若年層の動向

投稿日 : 2024.09.02

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株式会社アイリッジは、国内旅行に関するユーザー行動調査を実施し、その結果を報告した。調査対象は20代・40代・60代の男女約200名であり、国内旅行に対する消費者の行動やアプリの利用状況に関する詳細なデータが得られた。本調査では、消費者が旅行計画時から旅行中に至るまで、オンラインおよびオフラインの多様なメディアをどのように利用しているかを明らかにしている。

(出典:株式会社アイリッジ

調査結果によれば、全体の68.8%が過去1年以内に国内旅行をしており、特に20代においてはその割合が80%と高い。また、40代では72.1%、60代では53.7%が同様に国内旅行を経験していた。旅行計画時の情報収集方法については、幅広い年代で「ネット検索」が主流となっているが、20代女性に限ってはSNSが際立って利用されている。特にInstagramが最も多く利用されており、次いでYouTubeやTikTokが続いている。また、男性においては公式情報源としてマガジンやおでかけアプリを活用する傾向が見られた。

(出典:株式会社アイリッジ

宿泊施設の予約方法については、Webサイトを通じたオンライン予約が主流であり、90%以上がこれを利用している。特に宿泊施設の予約においては、Webサイトが65%、アプリが27%という結果が得られている。オフラインの店頭窓口や電話での予約は1%台と非常に少なく、オンライン予約が主流となっていることが明らかになった。宿泊予約においては、じゃらんや楽天などの旅行予約サービスが多く利用されており、その理由としては使いやすさやポイントの付与が挙げられている。

(出典:株式会社アイリッジ

また、交通手段の予約でもWebサイト経由が最も多く、スマートフォンアプリでの予約は若年層で特に高い利用率を示している。宿泊予約ほどではないものの、オフラインの交通手段の店頭窓口や電話申し込みは10%を切っており減少傾向にある。さらに、スマートフォンアプリでの交通手段予約率は年齢が若いほど高くなり、20代では他年代の2倍以上利用されていた。

本調査の結果から、国内旅行における情報収集から予約に至るまで、複数のメディアが目的に応じて使い分けられていることがわかる。Webの利用が依然として高いものの、アプリの利用も若年層を中心に拡大しており、観光DXが進展している。特に宿泊予約においては、使いやすさとポイントが重視されており、ホテル側でも自社アプリを通じた予約に特典を付与する動きが広がっている。このような動向は、ホテルがリピート利用を獲得するための重要な戦略となるであろう。

株式会社アイリッジは、企業のアプリビジネス支援とビジネスプロデュース支援を軸に、リテールテック、フィンテック、MaaS、業務支援等、幅広い領域でDXを支援している。特にOMOアプリの企画・開発においては業界トップクラスの実績を誇っている。また、グループ会社のQoilとの連携を通じて、デジタルとリアルを統合した施策の企画・実行を支援し、多くの業界トップ企業との実績を有する。

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