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虎ノ門「The Okura Tokyo」2019年9月12日開業

投稿日 : 2018.08.28

東京都

新規ホテル情報

ホテルオークラは建替中の「ホテルオークラ東京本館」が2019年9月12日に「The Okura Tokyo(オークラ東京)」として再開業することを発表。旧本館設計者の子息が設計を担当し、一般の宿泊予約は来年4月から予約開始。同社の海外展開と合わせてお届けする。
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出典:ホテルオークラ

The Okura Tokyo
「The Okura Tokyo」は、「オークラ プレステージ」および「オークラ ヘリテージ」の2つのブランドを一体で運営する「Two Brand One Operation」のホテルとして、2棟の建物で構成。
高層棟である「オークラ プレステージタワー」(368室)では、国際都市・東京の躍動感や洗練さに、和のアクセントを取り込む。東京の眺望を満喫できるように客室を28階以上に配置するとともに、オークラ伝統のレストラン、大規模な国際会議などにも対応できる都内でも屈指の収容人数を誇る大宴会場も擁する国際ホテルとして運営する。
一方、中層棟である「オークラ ヘリテージウイング」(140室)では、ホテルオークラグループのトップブランドとなるオークラ ヘリテージの広々とした間取りの客室や、日本の和を表現する日本料理「山里」、茶室「聴松庵」などのホテル施設に絞って建物を構成し、日本の美を継承するホテルとしての独立性を確保するとともに、国内外の賓客の迎賓館ともなるホテルとして運営していく。
両ブランドを合わせると508室の大規模施設となる。


(右側の高層棟がオークラ プレステージタワー、左側の中層棟がオークラ ヘリテージウイング)

出典:ホテルオークラ

旧本館設計者の子息、谷口吉生氏が設計
同ホテルの建築設計は、大成建設株式会社設計本部を設計統括とした6社による共同設計体制。その中で、ホテルオークラが培ってきた日本の伝統美の継承、そして次世代への橋渡しという観点から、ホテル オークラ東京旧本館ロビーを設計した谷口吉郎氏の子息である谷口吉生氏が、2つのホテルロビー、日本の趣を表現する日本料理「山里」等の料飲施設、オークラスクエア等の設計にあたる。
谷口吉生氏は、1937年東京生まれ。 ハーバード大学で建築を学び、丹下健三氏のもとで経験を積む。主な作品に「東京都葛西臨海水族園」「東京国立博物館法隆寺宝物館」「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」「京都国立博物館平成知新館」「GINZA SIX」など。 現在、建築家の父・谷口吉郎氏の生誕地(金沢)に建築博物館のプロジェクトなどが進行中。

出典:ホテルオークラ

オークラ、アジアで開業ラッシュ
ホテルオークラは、オークラブランドでフィリピン・マニラ(2店)、トルコ・カッパドキア(以上、2019年開業予定)、ベトナム・サイゴン、ミャンマー・ヤンゴン、カンボジア・プノンペン(以上、2020年開業予定)、台湾・台中(2021年開業予定)など海外展開を積極的に進めており、ニッコーブランドでのタイ・バンコク(2018年冬開業予定)、ベトナム・ハイフォン(2020年開業予定)を合わせて、東南アジアを中心に急速に出店を進めている。
海外開業のメインは、最高級ブランド「オークラ プレステージ」となる。
ホテルオークラは、「オークラ ホテルズ & リゾーツ」、「ニッコ ー・ホテルズ・インターナショナル」、「ホテルJALシティ」の3つのチェーンを運営しており、国内47、海外25の合計72ホテル、総客室数22,513室(2017年末時点)を展開しており、今後アジア展開ホテルが急増する見込みだ。

同ホテルは2019年9月12日の開業に向けて、本年9月3日には、一般宴会および婚礼の予約受付を開始し、2019年4月には宿泊およびレストランの予約受付を開始する予定となっている。
帝国ホテル、ニューオータニと並ぶ日本の「御三家」ホテルの一つホテルオークラのフラグシップの日本でのリニューアル開業に国内外で注目が高まっている。

同ホテルロゴ

出典:ホテルオークラ

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