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「セトレならまち」奈良市に2018年11月1日開業

投稿日 : 2018.09.22

奈良県

新規ホテル情報

関西を中心に地域密着型コミュニティホテルを展開する株式会社ホロニックは2018年11月1日(木)、興福寺・中金堂の約300年ぶりの再建に合わせ新ホテル「セトレならまち」を開業する。多くの観光施設を持つ割に宿泊客が少ないと言われる奈良市のホテル展開状況を合わせてお送りする。

外観①

出典:ホロニック

泊まらない都市、団体客向け旅館から個人向けホテルへ

数々の観光名所があるにもかかわらず、観光地の密集、名産品やお店の少なさ、などから奈良は観光客の滞在時間が短く、建造物の高さ制限、遺跡出土で建設が進まないことに加え、京都や大阪に宿泊客を持って行かれるなどの要因からホテル客室数は全国最下位クラスで「泊まらない都市」と言われている。

さらに近年は観光客が団体から個人へと変化していることから、これまでの修学旅行客などの団体主軸の経営スタイルの見直しが必要となっている。ホテル建設が進む中、団体客向けの老舗旅館から、個人が「わざわざ奈良に泊まるホテル」への改革が求められている。

セトレならまち、不易流行のホテル

同ホテルは、奈良のランドマークである興福寺五重塔を望む猿沢池のほとりに位置。明治元年より創業150年の歴史を誇る老舗旅館「吉田屋旅館」の別館「ホテル大和路」の跡地に建設を行い、「ホテルセトレ」ブランドの5つ目として同社が運営を行う。

これまでの歴史や文化、伝統を重んじつつ、「奈良を紐解き、奈良を創るホテル~これまでの歴史がこれからの100年に~」をコンセプトに、27歳女性の岸本舞支配人を筆頭に、これからの100年を見据えた「不易流行(変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていく)のホテル」を目指す。
建築は、 早稲田大学卒業後に安藤忠雄建築研究所を経て独立し、現在は建築家としての設計のほか、滋賀県立大学で教授も務める芦澤竜一氏がデザインを手掛ける。地元の材木や土、石などを用い、奈良で培われた技術や構法を伝承する建築を目指した設計を進める。共有スペースや客室の家具は国産家具メーカーの株式会社ワイス・ワイスと奈良県とコラボレートし、奥大和地域で植林したスギやヒノキを使用。レストラン「DINNING IN THE NARAMACHI」では、大和野菜や大和牛などの地域の食材を生かし、ジャンルにとらわれない創作料理をコーススタイルで提供する。

奈良市高畑町1118 (近鉄奈良駅より徒歩7分)、客室数は32。

出典:ホロニック

奈良市ホテル展開状況

メトロエンジンリサーチによると、同ホテルが開業する奈良市には宿泊施設が147、部屋数にして4,613が提供されている。新設予定のホテルは同ホテルを含めて4軒、部屋数にして369が提供される見込み。

特に新規開業を予定しているホテルとして注目されるのは、森トラストの「JWマリオットホテル奈良」(157室、奈良県奈良市三条大路一丁目680番8)で2020年4月の開業を予定している。「JWマリオット」は「ザ・リッツ・カールトン」や「セントレジス」と並ぶ世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナルの有する最高級ブランド。

歴史ある「泊まらない都市」に新規ホテルの変化の波が押し寄せている。

出典:森トラスト

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