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別府「ホテル三泉閣」約12億円の負債を抱え自己破産、九州沖縄で最大規模のコロナ関連倒産

投稿日 : 2020.08.27

大分県

ホテル関連ニュース

ホテル経営の(株)ホテル三泉閣(所在地:大分県別府市/資本金:1100万円)と、関連の「ホテル三泉閣」は8月21日、大分地裁において自己破産を申請した。熊本地震以降、厳しい経営状況が続いていたが、今回の新型コロナの影響により事業継続を断念。負債総額は2社合計で約12億円に上り、新型コロナ関連の倒産としては九州沖縄で最大の負債額になる見通しだ。

出典:テレビ大分

「ホテル三泉閣」は、総客室数67室、1953年創業の温泉旅館。JR別府駅から徒歩8分の立地にあり、別府のシンボル「別府タワー」前の老舗旅館として親しまれてきた。自家源泉からの豊富な湯量を持ち、源泉掛け流し温泉を使用した露天風呂付き客室や足湯のほか、最大200名収容できる大広間など大小14の宴会場もあり、家族連れや団体客が多く訪れていた。

近年は韓国や台湾からの訪日客の需要を取り込んで事業を拡大。帝国データバンクによると、2008年にはおよそ7億8000万円の売上高を計上していた。

しかし、日韓関係の悪化、2016年の熊本地震などで経営状況が悪化。そこに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛要請等により一段と客足が遠のいたことで、負債の返済などが資金繰りを圧迫して、今回の事態となった。

21日に大分地裁に自己破産を申請した。負債額は三泉閣が10億円、関連会社が2億円になる見通しだ。新型コロナ関連で負債額が10億円を超える倒産は、九州・沖縄地区では初めて。担当弁護士には、堀哲郎弁護士が任命されている。

同社は大分県産の河豚(ふぐ)の皮を使用して作ったコラーゲン温泉プリン『ぷるぷる♪ぷるりんちゃん』を販売していることでも知られていた。2010年2月1日の発売開始以来、1年間で累計販売個数8万個を突破するほどの人気ぶりで、別府温泉の新名物スイーツとして親しまれていた。

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