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【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2025年6月23日 – 6月29日】

配信日 : 2025.06.30

“旅行トレンド・消費スタイル・地域共生型の施策に着目”

【ホテルバンク週間人気記事ランキングトップ10:2025年6月23日 – 6月29日】

1位 中国人の海外旅行先、最も訪問が多いのは「アジア州」、旅行回数は平均4.2回

マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークは、中国在住の20代から50代の男女を対象に「中国から見た『海外旅行先』で人気のエリアに関する調査」を実施し、その結果を2025年6月6日に公表した。調査期間は2025年3月24日から4月4日までである。
調査の背景には、コロナ禍以降の旅行動向の変化がある。日本人による海外旅行は、円安の影響を受け慎重な傾向が見られるものの、回復の兆しが出始めている。一方、訪日外国人旅行者は円安を追い風に増加傾向にあり、2024年の1月から10月の累計では過去最速で3,000万人に到達したとされる。このような流れの中で、中国からの訪日観光客は減少しており、2019年に約890万人だった訪日中国人観光客は、2024年には約640万人にまで落ち込んでいる。

2位 プリファード ホテルズリゾーツが新調査:画一化を拒む富裕層旅行者の最新トレンド

プリファード ホテルズ&リゾーツは、80カ国、600軒以上のホテルが加盟する世界最大の独立系ホテルブランドとして、初となる「ラグジュアリー トラベル レポート」を発表した。このレポートは調査会社ハリス・ポールとの共同調査によりまとめられ、世界のラグジュアリー旅行市場の最新トレンドが示されている。調査では、富裕層の旅行意欲が依然として高いことがわかった。彼らは今年、平均8回のレジャー旅行を予定しており、そのうち3回は海外旅行である。また、半数以上が前年よりも旅行に多くの予算をかける意向を示している。

3位 【2025年6月最新】アクセス拠点から滞在都市へ:広島市の新規開業施設

メトロエンジンリサーチによると、広島市における新規ホテル開業は、「広島駅周辺」「紙屋町・八丁堀エリア」「平和大通り沿線」に分布が集中している。
特に広島駅エリアは再開発が進み、山陽新幹線や広島電鉄、バスターミナルを擁する都市の玄関口として、今後も宿泊需要のさらなる拡大が見込まれる。一方、紙屋町・八丁堀エリアは、商業施設やオフィスビルが集積する市内最大の繁華街であり、ビジネスと観光の両面から注目を集めている。さらに、平和記念公園から続く平和大通り沿いでは、観光拠点としての特性を活かしたホテル計画が複数進行している。
本記事では、こうした立地特性を背景に進む各エリアの開発動向を読み解きながら、今後の宿泊市場の方向性を探っていく。

4位 JR西日本ホテルズ、夏のSDGs Monthでサスティナブルな「涼」を提供

JR西日本ホテルズを展開する株式会社ジェイアール西日本ホテル開発は、世界環境デー(6月5日)からクールアース・デー(7月7日)を含む8月31日までの期間、グループ13ホテルで「JR西日本ホテルズ 夏のSDGs Month」としてさまざまな取り組みを行っている。期間中は、地球環境に配慮し、地域と共生しながら、地元食材や規格外食材を活用したサスティナブルなメニューを提供する。それによりホテルは、暑い夏でもお客様が快適に過ごせるよう、「涼」を感じるおもてなしを行っている

5位 【取材】ヴィアイン岡山に特急やくもルーム誕生!駅直結で“寝る鉄”気分満喫

株式会社JR西日本ヴィアインをはじめとするJR西日本グループ3社が、岡山駅直結の「ヴィアイン岡山」に特急「やくも」をテーマにした特別ルーム「273系やくもルーム」を共同で開発したことを発表した。
実際の車内を忠実に再現した室内やオリジナル備品で、“やくも”の世界観を五感で楽しめる宿泊体験を実現。客室からは発着する列車の眺望も堪能でき、鉄道ファン垂涎の特別な空間が誕生している。
本記事では、「273系やくもルーム」開発の経緯やこだわりなどについて、株式会社JR西日本ヴィアインに取材を行った。

6位 食べ残し持ち帰り文化を普及:日本ホテルのmottECO活動が環境省事業に選定

日本ホテル株式会社が参加する産官学民アライアンス「mottECO普及コンソーシアム」と株式会社クラダシが連携する「食べ残し持ち帰りガイドライン普及委員会」の食品ロス削減の取り組みが、環境省の「令和7年度 食品の消費行動に伴う食品ロス削減対策導入モデル事業(部門Ⅰ)mottECO導入モデル事業」に採択された。mottECO普及コンソーシアムはホテル、外食、中食、自治体、大学、一般団体など計30団体で構成され、令和3年度から食品ロス削減を目的に活動を推進している。日本ホテル株式会社は令和4年度からこの取り組みに参画している。

7位 中国人訪日客の消費スタイルに変化:買い物支出は維持、内容に変化

中華圏向けにデジタルマーケティングを展開する株式会社unbotは、コロナ禍を経て回復基調にあるインバウンド市場において注目される、中国人訪日客の最新消費動向を発表した。
消費総額とその内訳の変化に着目すると、2019年と2024年を比較した際、中国人訪日客の一人当たり旅行支出額は212,810円から276,604円へと約30%増加している。支出項目の中で買い物が最も大きな割合を占める点には変わりがないが、宿泊、飲食、娯楽といった体験型支出も着実に増加しており、旅行全体の過ごし方が多様化している傾向が読み取れる。

8位 小学生がホテルで本格職業体験:アマネク別府で「Growing Up Summer 2025」開催

株式会社アマネクが運営する「アマネク別府 ゆらり」は、小学生を対象に、プロのホテルスタッフから学ぶ1泊2日の本格的な職業体験「Growing Up Summer 2025」を2025年8月17日(日)・18日(月)に実施する。これに伴い、参加予約の受付を2025年5月27日(火)より開始した。
「旅行×職業体験」という新しいホテルの滞在価値を提供する本プログラム「Growing Up Summer」は、今回で2回目の開催となる。ホテルを軸とする学びのプロジェクト「アマネクアカデミー」の一環として企画され、心身ともに成長著しい小学生の時期に、実際の職場環境を体験する意義を重視した社内の声から誕生した。

9位 ひとり親家庭に癒しと成長の機会を:スーパーホテルが奈良市と連携し特別宿泊プランを開始

株式会社スーパーホテルは、奈良市と連携し、経済援助を受けるひとり親家庭を対象とした宿泊プログラム「ウェルビーイングステイ」を2025年5月6日より「スーパーホテルPremier JR奈良駅」にて開始した。
プログラムは、経済的な支援を受けるひとり親家庭に対し、宿泊体験を通じて心身の癒しと成長の機会を提供することを目的としている。奈良市のフードバンク事業の協力のもと、対象家庭には税込3,000円の特別料金で宿泊を提供する。

10位 「おてつたび」、宿泊施設への導入1000件突破:人手不足解消へ向けた新たな選択肢

お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサービス「おてつたび」を展開する株式会社おてつたびは、ホテルや旅館などの宿泊施設における同サービスの導入件数が1000件を超えたと発表した。
近年、日本を訪れる外国人観光客の増加が続いており、2025年4月には約390万人と過去最高を記録した。一方で、旅館・ホテル業界では依然として人手不足が深刻な課題となっている。効率化を図るツールの導入や、多様な働き方の浸透により状況は部分的に改善しているが、旅行需要の拡大に見合う労働力の確保は追いついていない。

__________________________________ セミナー開催のご案内 __________________________________

▶お申込:https://forms.gle/tKB8BcY9iksxSeGt9
宿泊業界を中心にビッグデータとAIを活用したレベニューマネジメントツールを提供するメトロエンジン株式会社は、2025年7月1日(火)および2025年7月3日(木)の2日程で無料オンラインセミナーを開催し、競合価格の把握や開業エリアの需要分析など、宿泊業界におけるデータ活用を支援する「データ販売サービス」の詳細や事例を紹介する予定だ。

▼セミナー概要
表題:必要なデータを欲しいかたちで 宿泊業界のための“切り売り”データ活用術!
日時:2025年6月24日(火) 14:30〜15:00
   2025年6月26日(木) 15:30〜16:00
   ※日時が変更
【変更後】2025年7月1日(火)14:00~14:30 2025年7月3日(木)14:00~14:30
参加費:無料
定員:各会100名(定員を超える場合は抽選)
配信:Zoomライブ配信(zoomリンクは申込み後にメールで案内)
お申込:https://forms.gle/tKB8BcY9iksxSeGt9
(6月23日以前に申込み済みの場合は、上記フォームより改めて申込みが必要)