11月22日。株式会社J.D.パワージャパンは「2022年宿泊客満足度調査」の結果を公表した。調査は昨年に続き、「ミッドスケール」と「エコノミー」に属する価格帯のホテル全27ブランドを対象に行われた。
顧客満足度は総合1,000ポイントで評価される。2022年は「ミッドスケールホテル」部門が729ポイント、「エコノミーホテル」が699ポイントという結果だった。昨年はミッドスケール部門が720ポイント、エコノミー部門が701ポイントであり、ほぼ横ばいを保っている。ちなみにコロナ禍前の2019年の調査ではミッドスケール部門が689ポイント、エコノミー部門が664ポイントだった。コロナを境にして満足度が上昇したことが分かる。今後、観光需要の回復とともにインバウンドの増加が見込まれる中、満足度をいかに高水準で保っていくかが課題だ。
また、スマートフォンなどを活用した自動チェックイン・チェックアウトの導入も全国的に増加した。「スマートチェック」の導入率は、ミッドスケール部門では2019年から2022年にかけて7%から13%に、エコノミー部門では5%から14%まで上昇している。
ホテル別のランキングでは、「OMO」が769ポイントでミッドスケール部門1位に、「スーパーホテル」が725ポイントでエコノミー部門1位に輝いた。スーパーホテルはこれまで、8年連続で1位を獲得している。