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災害時の安心を提供:グリーンズ、神戸市と連携しホテルを避難所に

投稿日 : 2025.04.07

三重県

兵庫県

ホテル関連ニュース

株式会社グリーンズが運営する「コンフォートホテルERA神戸三宮」は、2025年3月31日付で神戸市より「神戸市帰宅困難者支援に係る協力事業者」として認定され、「一時滞在施設」として登録された。

(出典:株式会社グリーンズ

この認定により、同ホテルは災害発生時に帰宅困難となった人々に対し、2階のラウンジスペース(128平方メートル、最大78名収容)を一時的な避難場所として提供する。ホテルのラウンジスペースを利用できる対象者は、神戸市の要請に基づき、施設利用同意書に署名した者とされており、最大3日間の滞在が可能である。現場では2~3名体制のスタッフが受付・案内・安全管理を行い、水道、トイレ、電源の設備が利用可能となっている。また、保存水・保存食・毛布などの物資をホテル内倉庫に備蓄しており、必要に応じて災害・交通情報の提供も行う。物資の補充等については神戸市と連携し、円滑な対応を図る方針である。

(出典:株式会社グリーンズ)

近年、災害リスクが世界的に高まる中、地域住民や観光客の安全を確保することが企業の社会的責任と捉え、株式会社グリーンズは、全国の自治体と連携した災害協力体制の整備を推進している。本取り組みは、同社が掲げるサステナビリティ推進活動「コミュニティ支援」の一環として、今回の登録は同社にとって全国で26件目の災害協力・施設登録となる。

今回の登録で一時滞在施設となる「コンフォートホテルERA神戸三宮」は、神戸三宮駅から徒歩約4分という立地に加え、メリケンパークや中華街、北野異人館街といった観光地にも近く、365日24時間営業体制により非常時にも迅速かつ柔軟な対応が可能な点が特徴である。

今後も株式会社グリーンズは、全国の店舗展開地域において災害対応力の強化を図り、SDGs目標11「住み続けられるまちづくりを」および目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の実現に貢献するなど、真摯にサステナビリティ推進活動に取り組んでいく考えである。

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