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日本政策投資銀行、『DBJ Green Building認証』に「ホテル版」を新設:ホテル業界のESG促進・サステナビリティ向上を目指す

投稿日 : 2024.03.15

ホテル関連ニュース

(出典:DBJ

日本政策投資銀行(以下、DBJ)は、環境・社会に配慮した不動産を評価するDBJ Green Building認証に「ホテル版」を新設することを発表した。これは、2011年の創設以来、オフィス、物流施設、商業施設、共同住宅を対象としてきた認証制度に新たなカテゴリーを加えるものであり、2024年4月からの運用開始を予定している。DBJ Green Building認証は、有効認証物件数が2024年1月に2,000件に到達するなど、不動産業界での環境・社会への取り組みを促進し、可視化してきた。

新設されるホテル版は、不動産市場におけるホテル用途の環境・社会への配慮を評価し、支援することを目的としている。これには、建物の省エネ性能や防災機能のみならず、利用者や従業員の快適性、地域社会との連携など、多角的な評価が含まれる。

本取り組みは、ESGに関する取り組みを投資判断の根拠に組み込む世界的な流れに対応するものであり、認証を受けたホテルは、宿泊客の増加や機関投資家からの資金調達がしやすくなるなど、経済的なメリットが期待される。また、欧米などの富裕層を中心に、ESGに配慮したホテルが好まれる傾向にあるため、訪日客にとって魅力的な選択肢となりうる。

DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、不動産のESG促進・サステナビリティ向上の実現に向けた取り組みを積極的に支援している。

ホテル版の新設により、既存のホテルの運営状況も含めて評価される国内初の認証制度が誕生し、不動産ESGに即した評価の見える化と、業界全体のサステナビリティ向上が促進されることが期待される。DBJは、今後も不動産のESG促進・サステナビリティ向上に貢献していく方針である。

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