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コロナ後の新たな旅の形についてネオマーケティングが調査:「ホテル・旅館」に関する利用動向と消費者ニーズの変化とは?

投稿日 : 2024.03.29

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ホテル関連ニュース

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングは、2023年12月11日から12日の2日間にわたり、全国の20歳以上69歳以下の男女を対象に、「ホテル・旅館」をテーマにした生活者実態調査をインターネット調査で実施した。この調査は、新型コロナウイルス感染症の流行により大打撃を受けた観光・ホテル業界の現状を把握し、マーケティング支援事業の一環として提供された。有効回答数は1,000名に達し、回答者は3年以内に宿泊目的でホテル・旅館を利用した経験がある者に限定された。

(出典:株式会社ネオマーケティング

調査結果からは、直近3年以内に利用された宿泊施設の種類について、30%以上が「旅館」を選択し、「シティホテル」「リゾートホテル」「ビジネスホテル」といった順に続いた。一方で、「民宿」「カプセルホテル」「ゲストハウス」といった簡易宿泊施設の利用率は低く、特に男性はこれらの施設を利用する傾向にあるものの、全体的にはメジャーではないという状況が浮き彫りになった。

(出典:株式会社ネオマーケティング

利用目的に関しては、旅行が主な理由である一方で、「レストラン、喫茶、バー等」を目的とする割合が16.1%、「ビジネス・出張」が14.7%となっている。また、「ヌン活」という新語・流行語大賞にノミネートされた影響か、高級ホテルのレストラン利用も珍しくなくなっていることが示された。

(出典:株式会社ネオマーケティング

「高級ホテル・旅館」として利用したいブランドについての自由記述では、「星野リゾート」が20.4%で最も多くの回答を集め、その後に「帝国ホテル」、「ヒルトン」と続いた。利用したい理由としては、「有名だから」「高級感があるから」といったブランドの知名度やイメージが上位にランクインし、「宿泊して良かったから」という実体験に基づく回答も多く見られた。

(出典:株式会社ネオマーケティング

再度利用した経験については、年代が上がるにつれてリピート経験率が増加する傾向にあり、特に男性が女性よりリピート経験率が高いことが分かった。宿泊施設選びにおいて重視されるポイントは、「宿泊料金」「食事」「立地」となっており、リピートの理由としてもこれらのポイントが高く評価されている。さらに、「サービス(接客)」の評価がリピートの重要な要因であることが明らかになった。

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