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2027年、東京駅前に全室高さ300m超の日本一高いホテルが誕生

投稿日 : 2020.09.24

東京都

新規ホテル情報

三菱地所株式会社が東京駅日本橋口前(常盤橋街区)で開発を進めている「東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)」の街区名称が「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」に決定し、計画変更に伴い新たに約100室の国際級ホテルが追加されることが発表された。

出典:三菱地所株式会社

本プロジェクトは完成時の敷地面積が約31,400㎡、総延べ面積が約740,000㎡という大規模なもので、2021年(A棟:常盤橋タワー)、2027年(B棟:Torch Tower(トーチタワー)と段階的な開業を予定しており、国・自治体・民間事業者の3者で構成される国家戦略特別区域会議を経て、東京圏における2016年度の国家戦略特別区域計画の特定事業としてスタートした。

今回ホテル施設の追加が発表されたB棟のTorch Tower(トーチタワー)は、地上63階・地下4階、高さ約390mの超高層ビルで、ルーフトップからは都心の先に遠く富士山への眺望も開ける。誘致を計画している国際級ホテルは57-61階の5フロアに開業予定で、2027年の開業時点では、日本一高い場所に位置するホテルとなる見込みだ。

出典:三菱地所株式会社

2020年の現在、日本で一番高いビルは近鉄不動産株式会社が大阪市阿倍野区に開業した地上300mのあべのハルカスで、ここには大阪マリオット都ホテルが入居する。同ホテルの客室として最も高い場所に位置するインペリアルスイートが258mなので、ホテル自体の高さが300mを超えるTorch Tower(トーチタワー)のホテルは、全客室でこれを上回る予定だ。

出典:三菱地所株式会社

なお、東京都内の大型開発プロジェクトとしては森ビル株式会社による2023年開業予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」が進行しているが、発表されている内容では最も高いメインタワーの高さが330mで、ホテルはメインタワーよりも低い東棟の低層フロアに入居予定ということなので、2027年完成のTorch Tower(トーチタワー)に入居するホテルが、計画通り57階以上にオープンすれば、日本で最も高いフロアに位置するホテルとなることは間違いなさそうだ。

出典:三菱地所株式会社

今回の三菱地所の発表にはホテルブランドなどについての情報は一切なく、ただ約100室の国際級ホテルという記載があるのみだが、東京駅周辺には2020年9月1日オープンの「フォーシーズンズホテル東京大手町」をはじめとして、2014年開業の「アマン東京」、また2009年開業の「シャングリ・ラ ホテル 東京」や2005年開業の「マンダリン オリエンタル 東京」など複数の外資系ラグジュアリーホテルがあり、日本初の高さにオープンするホテルの詳細について、今後の発表に期待が高まる。

プロジェクト公式Webサイト:https://www.mec.co.jp/tokiwabashi/
三菱地所株式会社公式Webサイト:https://www.mec.co.jp/

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