大阪を拠点に民泊・貸別荘施設を展開する株式会社LDKプロジェクトは、2025年5月10日(土)、滋賀県高島市に新たな貸別荘「BY THE BIWAKO(バイ ザ ビワコ)」をオープンした。
「BY THE BIWAKO」は、中庭を囲むように建てられたコの字型の建物で、外部からの視線を遮りつつも開放感のある空間設計が特徴。最大11名まで宿泊可能で、グループ旅行から家族連れまで幅広い利用ニーズに対応している。
本記事では、「BY THE BIWAKO」開業の背景や施設の特徴について、株式会社LDKプロジェクトに取材を行った。
▷ 公式サイト:https://go2iza.com/btb/
―――「BY THE BIWAKO」を高島市に開業された理由や、この地を選んだ決め手についてお聞かせください。

これまでに「IZATakashima」や「リゾリート高島」など、滋賀県高島市エリアで複数の施設を展開してきた実績があることから、貸別荘の開業を希望するオーナー様からも自然と高島市でのご相談をいただく機会が多くなっておりました。
なかでも今回の立地は、琵琶湖までの距離が既存施設の中で最も近く、アクセスや敷地面積などの条件面でも申し分のない環境でした。

さらに、高島市は近江の厳島神社とも称されるパワースポット「白髭神社」や、有名な「メタセコイアの並木道」があり、琵琶湖西部の中でも観光地として非常に人気です。必ず皆様に愛される施設になると思い開業をいたしました。
――― 施設設計において、「コの字型の中庭設計」を採用された背景や、特に重視された点を教えてください。

プライベート空間を確保しながら、開放感のある滞在体験を提供するために、建物全体を“コの字型”で設計し、中庭を囲む形を採用しました。中庭に面した窓を多く設け、室内のどこにいても中庭と自然のつながりを感じられるよう配慮しています。
また、どの部屋からも中庭へ出られる導線設計とすることで、屋内外の一体感を創出。リビングで過ごす人、ジャグジーを楽しむ人、サウナから出て外気浴をする人、それぞれが同じ空間を共有している感覚を得られるように設計しました。
囲われた安心感と開かれた視界の両立が、「BY THE BIWAKO」の設計上の大きなこだわりのひとつです。
――― 最大11名までの宿泊に対応する間取りとのことですが、どのような利用シーンやターゲット層を想定されていますか?

「BY THE BIWAKO」は最大11名まで宿泊可能な間取りを備えており、これはエリア内でも希少な規模感です。間取りは寝室が3部屋と広いLDK、水廻りも室内に2か所も設置。2世帯のファミリー層、学生や友人グループ、2,30代をメインとしたグループ利用を想定しております。

湖西の各観光地へもアクセスが良く、琵琶湖からも徒歩1分。観光者から琵琶湖でのアクティビティ利用者など幅広くご利用いただけます。団体旅行の新しい選択肢として、ゆったりとした時間を求める方々に支持していただけるよう設計いたしました。
――― 屋外ジャグジーやプライベートサウナといった非日常的な設備を導入された際、特に意識された体験価値やこだわりについて教えてください。

「BY THE BIWAKO」では、非日常性を追求した空間の設計にこだわりました。屋外ジャグジー、プライベートサウナ、水風呂、焚火スペース、BBQテラス、これらの設備を一箇所に集約し、時間や気分に応じて行き来できるようにしたことで、まるでプライベートリゾートのような贅沢な滞在を楽しむ事ができます。

たとえば、サウナでしっかりと汗をかいたあと、すぐそばの水風呂に。ジャグジーに浸かりながら琵琶湖の風を感じる。夕暮れには家族や仲間と焚火を囲み、BBQの香ばしい匂いとともに語らう。すべてを一つの空間で完結できる設計により、五感をフルに使った特別感のある没入体験が可能となっています。
――― 雨天でもBBQを楽しめる屋根付きテラスなど、全天候型の工夫が印象的ですが、設計段階で重視された“過ごし方の多様性”についてお聞かせください。

「BY THE BIWAKO」では、グループでの滞在においてそれぞれの“過ごし方の違い”を受け入れられるよう、設計段階から配慮がなされています。貸別荘という性質上、ファミリーや友人同士など大人数での利用が多く、全員がアウトドア志向とは限りません。
外で焚火やサウナを楽しみたい人もいれば、リビングでのんびり映画を観たり、寝室で静かに読書をしたりと、それぞれの過ごし方があるのがリアルな利用シーンです。そうした多様なニーズに応えるため、屋内にはジェンガやトランプ、ウノなどのアナログゲームを備え、コーヒーや紅茶を楽しめる環境も整えました。

中庭を取り囲むように設計された建物は、ガラス越しにお互いの様子を感じられる内と外のつながりを生み出します。外で焚火を囲む姿を室内から眺めたり、室内でくつろぐ家族を中庭から見守ったり。たとえ天候が崩れても、訪れた人が思い思いに時間を過ごせるよう設計された、“誰にとっても居心地の良い場所”を目指した一棟です。
――― 今後、「BY THE BIWAKO」で目指していきたいブランド像や展望があれば、ぜひお聞かせください。

「BY THE BIWAKO」では今後、滞在中の楽しみ方をさらに広げるための設備拡充を視野に入れています。たとえば、話題のモルックやハンモックといったレンタルアイテムの導入、また電動バイクの貸出といったアクティビティ性の高い要素も現在構想中です。
施設に滞在するだけで“遊び”と“癒し”の両方が得られる環境づくりを進めることで、より一層「選ばれる貸別荘」としての魅力を高めていきたいと考えています。
「非日常体験」を軸にしながら、ただ泊まるだけで終わらない「記憶に残る体験価値を提供できるブランド」として進化していきたいと考えています。
■施設概要
施設名:BY THE BIWAKO(バイ ザ ビワコ)
住所 :〒520-1531 滋賀県高島市新旭町饗庭4036−1
アクセス :JR 湖西線「近江今津」駅から車で4分
※乗用車3台まで施設内駐車場ご利用可能です。
料金プラン:80,000円~
公式予:https://go2iza.com/btb/