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二拠点生活(デュアルライフ)とは?【2022年版】

投稿日 : 2022.03.25

新規ホテル情報

2つの地域に拠点を持ち、仕事の拠点とくつろぎの拠点を持ち、生活する二拠点生活(デュアルライフ)が、新しいライフスタイルのかたちとして、定着しつつあります。本記事では二拠点生活(デュアルライフ)とは?を徹底解説いたします。

 

  • 二拠点生活(デュアルライフ)とは?
  • 二拠点生活の各自治体支援施策
  • 二拠点生活のメリットデメリット
  • 二拠点生活の推進をプロモーションするには

について紹介します。新型コロナ感染症拡大の影響を受けて、外出の自粛ムードやリモートワークの推進が進むなかで、「暮らしのあり方を見直したい」「二拠点生活をする人を応援したい」という方は、ぜひご覧ください。

二拠点生活(デュアルライフ)とは?

二拠点生活とは、2つの地域に拠点を持ち、仕事の拠点とくつろぎの拠点を持ち、生活することです。

2つの拠点を持ち、それぞれを行き来しながら生活することは、かつては富裕層や仕事を引退して資産や年金で暮らす人が、自然豊かな場所にも生活できるような環境を持ち、悠々自適な生活を楽しみ、人生を謳歌するものと考えられていました。

現在は、違います。「ひとつの生活に縛られたくない」「自分の自由な時間や生活を大切にしたい」という人々の暮らしへの考え方から、二拠点生活(デュアルライフ)はより多くの人に受け入れられるようになっています。

二拠点生活の各自治体支援施策

新しいライフスタイルの1つとなった二拠点生活では、平日には利便性の高い都心部で暮らし、休日はゆとりある暮らしを田舎で、と2つに分けて、それぞれの拠点の特性を活かしつつ、自分の生活を楽しむことができます。

二拠点生活を「実践する側」「受け入れる側」双方にとって必ずしもメリットばかりではありませんが、移住者の流入が盛んになることは、今後の地域の活性化につながるための大切なきっかけとなりえるでしょう。二拠点生活の推進を成功させるためには「実践する側」「受け入れる側」双方をどうつないでいくかが鍵となります。ここでは、国土交通省が実施した「二地域居住推進モニター調査」の6つの事例についてご紹介します。

 

千葉県銚子市の二拠点生活推進事例

千葉県銚子市では、都心部の企業の社員に空き家を貸し出し、お試しで二拠点生活を体験するという取り組みを実施しました。体験の実施に協力をした連携企業によるアンケート結果によれば、地方に魅力を感じたと回答した人は66%だったものの、「地方に住みたい」など、二拠点生活について前向きだと回答したのは、8%に留めた結果となりました。

 

長野県富士見町の二拠点生活推進事例

長野県富士見町では、都市住民と地方をつなぐウェブマッチングサービスを実施予定の社員が、地域の活性化や来訪者の訪問に繋がるコンテンツ作りを実施しました。このサービスは都市住民が定期的に参加できる「高原野菜の収穫体験」をメインに活動することで、結果として、参加者と地元の人の直接的な関わりを持つことに成功しました。

 

鹿児島県薩摩川内市甑島の二拠点生活推進事例

鹿児島県薩摩川内市甑島では、リモートワークやノマドワークなど甑島での新しい働き方を提案するサイトの立ち上げや、離党ワークを促進するイベントを積極的に行ないました。その結果、自然豊かな甑島でのワークは魅力があるものの、気候条件などによる交通手段(船便)の不安定さがわかり、二拠点生活のための移住の難しさが浮き彫りとなりました。

 

千葉県南房総市の二拠点生活推進事例

千葉県南房総市では、里山と都心に暮らす人をつなぐことを目的に、都市移住経験者を遠ざける原因である「古民家の寒さ」を改善し、温かく暮らせるよう古民家のリノベーションを学ぶワークショップを開催しました。南房総市に足を運んでDIYを行なうワークショップは、コミュニティを形成する役割を担うことを確認することができ、今後、参加者の自発的な取り組みの拡散も期待できるということです。

 

兵庫県姫路市家島の二拠点生活推進事例

兵庫県姫路市家島では、家島の魅力を伝えるために移住者のために空き家を改修しつつ、ガイド事業や特産品の製造など、二拠点生活を始めるにあたり避けられない金銭面の負担を減らすため、収益を得られる、空き家を利用した「小商い」を実施しました。その結果、「小商い」の実施は、収益だけでなく、地域との繋がりを持つきっかけとなることがわかりました。

 

福岡県宗像市の二拠点生活推進事例

福岡県宗像市では、交通アクセスに恵まれたことを活かし、宗像市への移住に興味のある東京都市圏在住者を対象に、航空機を利用して、二拠点生活を体験する試み、「モニターツアー」を実施しました。この取り組みでは、宗像市の歴史的遺産に触れることができたり、宗像市での暮らしを想像できるようなプランが特徴です。とても魅力ある事例ではありますが、コーディネーターの存在が重要であることが確認されました。また、交通費の負担や地元の人とのつながりを持つ場を設けることも、今後の課題となりそうです。

 

二拠点生活のメリットデメリット

日本でも人気を集め、さらに認知度を高めている二拠点生活ですが、メリットもあれば、やはりデメリットもあります。ここでは、二拠点生活利用者から見たメリット・デメリット、二拠点生活を推進する自治体から見たメリット・デメリットを紹介します。

二拠点生活利用者のメリット

  • 完全に移住をする場合に比べ、簡単に取り組みやすい
  • 自然豊かな場所で、心身ともに疲れを癒すことができる
  • 移住先によっては、住居費用を抑えることができる

慣れない土地へいきなり住居を移してしまうのは、環境が合わなかった場合を考えると非常にリスクが高く、移住を決断することも勇気のいるものです。その点、二拠点生活であれば、気軽に始めることができます。また、住居費用を抑えることができる点もチャレンジしやすい理由の一つと言えそうです。

心身が疲れている状況では、健康的な生活を送ることはできません。自分が選んだ自然豊かな場所でリラックスできる時間を持つことは、忙しい日常を送るなかで日々の活力になります。心待ちにする時間ができるということは、まさに二拠点生活の最大のメリットと言えるでしょう。

二拠点生活利用者のデメリット

  • 住まいの設備費や光熱費が2倍になる
  • 移動の交通費がかかる
  • 移住先での交通手段を考える必要がある

二拠点生活をするということは、2つの住居を持つことになります。そのため、それぞれの住居の家具家電を揃えるのはもちろんのこと、月々の光熱費もそれぞれかかることになります。また、移動の光熱費や移住先によっては車が必要となることもあります。

そのため、月々の費用がどのくらいかかるか、二拠点を行き来するための交通費、さらには、移住先での交通手段をも考えなければならないのが二拠点生活利用者のデメリットです。

二拠点生活を推進する自治体のメリット

  • 地域の活性化に役立てることができる
  • つながりを増やすことができる
  • 企業の人手不足を解消することができる

二拠点生活を自治体が推進するメリットは、地域の活性化や企業の人手不足に貢献をすることができるということです。移住をすれば、移住先で日常生活をおくることになり、必然と地域に関わることも増えます。よって、地域の活性化に役立てることにつなげることができます。

また、自治体の二拠点生活を推進する活動内容には、移住者の就業についても多く、企業と移住者をつなぐことで企業の人手不足や専門のキャリアを持つ人材を迎え入れることができます。

二拠点生活を推進する自治体のデメリット

  • コロナ禍の終息とともに、去る可能性もある
  • 永住ではないこと

二拠点生活は、気軽に始めることができるのが、利用者のメリットです。そのため、「あくまでお試し期間」「少しの息抜き」として、始めることもあり、コロナ禍の終息とともに、元の住み家に生活場所を戻す可能性もあるのが、二拠点生活を推進する自治体のデメリットです。そうならないためにも、移住を決めてくれた二拠点生活者には、地域に根付いてもらう取り組みを強化することが必要です。

二拠点生活の推進をプロモーションするには

二拠点生活の推進をおこなうプロモーションには、デジタルマーケティングがおすすめです。現在、情報収集の手段として、SNSの活用が増えています。今後も増え続けていくだろう、SNSユーザーに対して、情報を提供する手段としては、SNSを大まかにとらえて発信内容を一つにまとめていく必要があります。

デジタルマーケティングの目的は、ターゲット層との接点を増やす、SNS上でいつターゲット層との接点を持ったかなどの情報の蓄積、蓄積したデータに基づいた発信内容の改善・情報発信です。これらをすべて行ない、成果を上げるまでには仕組み作りから始まり、たいへん時間や労力を要するものです。目指す成果にたどり着くためには、専門者にプロモーションを委託することも有効な手段と言えるでしょう。

二拠点生活のプロモーションは支援会社に相談しよう

二拠点生活のプロモーションでは、移住希望者に二拠点生活のメリット・デメリットなどを掲示し、興味付けをすることが重要になります。また、集客を成功させるためには、しっかりとしたプランが必要です。各自治体がどんなプロモーション活動を行なっているか、その活動はどのくらいの効果が出ているのか、も気になるところです。

マンスリーホテルは、ワーケーションや長期出張、ホテル暮らしなど、長期滞在に特化したホテルを探すことのできるサイトです。マンスリーホテルは、長期滞在の実績が多いことから、自治体に寄り添ったプロモーションを行なうことができます。

デジタルマーケティングや長期滞在の専門的な知識を活かし、集客の課題は何かを発見、その解決策を提案、これまで以上に自社のホテルを盛り上げていきたいとお考えの方は、ぜひ、一度ご覧ください。

Monthly Hotel マンスリーホテル

https://monthlyhotel.jp/

まとめ

二拠点生活に関する記事はいかがでしたか。二拠点生活を推進することは、自治体にとっても移住希望者にとってもメリットはたくさんあります。ですが、マーケティングを担当者のみで行なうのはむずかしいものです。マンスリーホテルは、専門性の高さを活かし、集客に対するお悩みやプロモーションのお手伝いをします。

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